こんにちは。Atsukoです。
今日は、”helpful” と “useful” の使い分けについてお話したいと思います。どちらの形容詞も、日常的に使われ、皆さんもよくご存じの単語だと思いますが、案外使い分けが難しい単語。
今回の記事で、その違いをしっかり勉強しましょう。
まずはクイズです
His feedback on my presentation was very ○○○ to improve my public speaking skills.
(私のプレゼンテーションに関する彼のフィードバックは、私のパブリックスピーキングのスキル向上に非常に役立ちました。)
さて、この○○○の部分には、usefulとhelpfulのどちらを使いますか?
答えは、ブログの最後で。。
useful vs. helpful
usefulにもhelpfulにも「役に立つ」という意味があるのですが、この二つの違いは、ものすご~く簡単にまとめると下記のようになります。
「Useful」:実用性、機能性
「Helpful」:支援性
何かが「useful」というのは、問題を解決する、ニーズを満たす、などの特定の目的を果たすために活用できる何か形容するために使われます。例えば、時間管理に役立つアプリは、日常のスケジュールを最適化する実用性がありますので、usefulと言えます。
一方、「helpful」は、特定の努力を支援する何かを表します。何かが「helpful」という場合、課題の遂行を助ける、負担を軽減する、などの、誰かの「助けになる」という意味合いで使われます。例えば、プロジェクトの完了のための同僚の協力は、自分の目標の達成に寄与するため、helpfulとなります。
要するに、usefulとhelpfulの二つの単語は、それが形容する実用的な役割(useful)に焦点を当てるか、それが人々に提供する支援の役割(helpful)に焦点を当てるかにかかっています。
物はusefulで人はhelpful?
usefulは、実用性や機能性に注目するため、モノを対象に使われることが多いです。それに対し、誰かが「役立つ」という際には、その人のサポート力を指すため、helpfulが使われます。
例えば、John is useful. というと、Johnという人間をモノ扱いしているような印象になってしまいますね。
クイズの答えは
さて、ここまで読んで、クイズの答えは分かりましたか?
His feedback on my presentation was very ○○○ to improve my public speaking skills.
答えは、helpfulです。彼のフィードバックは、自分のパブリックスピーキングのスキル向上を「サポート」してくれた、ということなので、その支援性を表すhelpfulが適当となります。
いかがでしたか?
今回の記事を参考に2つの単語の使い分けをしてみてくださいね。
海外で学び、アメリカでの生活が20年以上。英語力はネイティブレベル。アメリカの公認会計士として15年以上働いた経験があり、豊富な実務経験を活かしたビジネスライティングの指導には定評がある。お客様評価も高く人気のある先生。
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