みなさん、こんにちは!
英語での会話の中には、「基本的には知らないと使えない」という特徴を持つイディオム表現が沢山登場します。形も意味も私達日本人にとって馴染みのないものがほとんどなため、地道に学習を進めていくことが必要です。
そんな習得したい使えるイディオム表現をシリーズでご紹介しています。
※前回の記事「【英語イディオム】日常生活でも頻出!使えるイディオム表現「pick up」」を見逃した方はこちらからどうぞ!
今回の記事では、この英語イディオム表現「make it」の意味や使い方について詳しく解説していきます。
「文法や発音も大切だけど、英語を話す時にもっとこなれた自然な表現をしてみたい」そう考える方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
まず、最初にこの「make it」、「何かを達成する」、「何かにたどり着く」という基本の意味から広く使われます。
それでは、実際の使用例を見ていきましょう。
英語イディオム「make it」の意味①
まず英語イディオム「make it」の一つ目の意味としてご紹介するのが、「間に合う(うまくいく)」です。
例えば、
「You don’t have to worry. We’ll make it. 」
「心配する必要はないよ。きっと時間までに到着します」
などの形でこの意味を活用できます。
例文を見ても分かる通り、日本語では「何かに間に合う」という意味になることも多いです。
英語イディオム「make it」の意味②
次にご紹介するのは、英語イディオム「make it」の持つ二つ目の意味「なんとかする」です。
具体的な例文を挙げると、例えば
「When we made it to the station, the train was leaving.」
「私達が駅に到着した時、電車はちょうど出発するところでした」
という形で活用できます。
ここでは「make it」が「なんとか間に合わせて到着する」というニュアンスを表現しています。
英語イディオム「make it」の意味③
英語イディオム「make it」の三つ目の意味としてご紹介するのは、「都合をつける」です。この意味での使用はアメリカ現地でも良く使われます。
例えば、
「I’m so sorry, I can’t make it to the meeting this afternoon.」
「本当に申し訳ないんだけど、今日の午後の会議には出席できないんだ」
などの形で活用できます。
自分の都合について相手に伝える際に使えると重宝します。
英語イディオム「make it」の意味④
次にご紹介するのは、英語イディオム「make it」の四つ目の意味「成功する」です。他の表現に置き換えると「achieve success」とも表現できます。
例えば、
「Only a small number of people make it in the entertainment world.」
「芸能界で成功できる人はほんの一握りです」
と使えます。
英語イディオム「make it」の意味➄
英語イディオム表現「make it」の最後の意味としてご紹介するのは、「乗り越える」という意味です。何か厳しい状況や難しい場面で何とか持ちこたえる、耐えるというニュアンスで使います。
具体的な例文を挙げると、
「My dad made it through the operation.」
「私の父は手術を何とか持ちこたえました」
と活用可能です。この意味の場合、「make it through」の形で覚えておきましょう。
いかがでしたか?
今回ご紹介した英語イディオム表現「make it」は多義的な表現で意味も多いですが、今回ご紹介した日常生活でも頻出の5つの意味と使い方をしっかり頭に入れておきさえすれば安心です。
ぜひ自分の生活の中で使えそうな意味のものからピックアップして実際に使ってみてください。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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