みなさん、こんにちは!
日本語は曖昧さを大切にする言語でもあるので、ビジネスの場面でも「~など」と表現することが多々あります。
しかし、この表現自体、ビジネスシーンでは特に注意しなければならないということをあなたは知ってしましたか?
今回の記事では、このビジネスでは特に注意な「~など」の正しい英語表現や注意点について詳しく解説していきます。
「日本語では当たり前に使っている表現を英語でもきちんと正しい形で使えるようになりたい」そんな方にはぴったりの内容ですので、ぜひ最後まで目を通してみましょう。
英語の「~など」は元々ラテン語から、英語での表記の仕方・発音にも気を付けよう
まず、英語で「~など」と表現する場合は「etc.」と表記します。
これは元々ラテン語からきていると言われており、英語で発音する際は「エトセトラ」と発音します。
この表現自体は日本語でもお馴染みですが、英語では「イーティーシー」とアルファベット読みすることはできませんので、注意しましょう。
また、日本人の私達がうっかりやってしまいがちな表記ミスとして「and etc.」と直前にandを置くというものがあるのですが、これは誤りです。
正しくは
「Please let us know your address, phone number, fax number, etc.」
「, etc.」と表記します。
会話の場面では「エトセトラ」と発音さえ正しければ相手にもきちんと伝わりますが、特に正しい表記が求められる英文メール内では上記のような表記ミスをしないよう、注意しましょう。
私達日本人は特に注意!「~など」という表現自体本当に必要か?を考える
冒頭でもお伝えした通り、日本語ではビジネスシーンでも例えば「A、B、Cなどの選択肢」のように「~など」と使う場面がとても多いです。自身で使っているとこれに対して違和感はあまりないかもしれませんが、この感覚を英語表現内で多用すると相手を混乱させる一因にもなりかねないため、注意が必要です。
例えば「A、B、Cなどの選択肢」と表現した場合、「~など」とあるため厳密に言うと「A、B、C以外の他の選択肢もある」という意味を含んでいます。
しかし、日本語ではしばしば本当はA、B、Cの3つの選択肢しかないのに、何となく「など」と付け加えるということがあります。
このような表現を英語ですると、特に常に情報の正確さを求められるビジネスシーンでは相手を混乱させてしまいます。英文メールを書く際も、「~など」と付け加えたいと思った際には「この表現自体、本当に必要で正確なものかな?」と再度考えるようにしてみてください。
できるだけ互いのコミュニケーションでの行き違いのリスクを排除する
同じ英語という言語を使っているとは言え、異なる国や文化の出身者がコミュニケーションを取る際には母国語や母国の文化の特徴が影響し合ってコミュニケーションが行違うリスクが必ずあります。
ポイントは、互いに常にそのリスクを排除できるよう努力することです。
それには、今回ご紹介したような日本語と英語間での発音、表記、またその概念自体の使い方の違いを理解して正しい形で使用するという方法が役立ちます。
いかがでしたか?
ビジネスシーンでもお馴染みの「~など」の英語表現には、日本人の私達が注意したいポイントが沢山詰まっています。
ぜひあなたも英文メールをはじめ、色んな場面で当記事内容を活用してみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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