みなさん、こんにちは!インストラクターのNaokoです。
おさらい
前回の記事に引き続きコロナ後遺症のお話です。
※前回の記事「【3分で役立つ医療英語!】コロナ後遺症について」を見逃した方はまずこちらからどうぞ!
英文を組み立てる時だけでなく、読解する時も、「主語+動詞」に注目するんでしたね。
コロナ後遺症の定義
下記はPost COVID-19 condition (Long COVID)のWHOによる定義です。
It is defined as the continuation or development of new symptoms 3 months after the initial SARS-CoV-2 infection, with these symptoms lasting for at least 2 months with no other explanation.
まずは「主語+動詞」
こちらの文の「主語+動詞」はどこでしょう?
先にテーマが、“Post COVID-19 condition (Long COVID)”と提示してあるので、“Post COVID-
19 condition (Long COVID)”をItで表している文です。
Itの部分に“Post COVID-19 condition (Long COVID)”を入れるとわかりやすいと思います。
Post COVID-19 condition (Long COVID) is defined as…
“Post COVID-19 condition (Long COVID) is”は、この文の「主語+動詞」と言えますが、動詞はisだけではなく、“is defined”という受身形で「定義される」という意味を表わしています。
どのように定義されるのかを“as”が「~として」、もっとわかりやすく言えばイコール(=)を表す働
きをしながら繋いでいるので、
「SARS-CoV-2の初感染の3ヶ月後の継続または発症と定義される」という構成になっています。
ということは、
Post COVID-19 condition (Long COVID) is the continuation or development
という「主語+動詞」形にできるわけです。
ただ、これだけでは内容がわかりませんから、残りの情報も合わせ読み、
「SARS-CoV-2の初感染から3ヶ月後」の時点で、
「新しい症状が継続または発症し」
「その症状が2ヶ月以上持続する」、
「(COVID19の後遺症と考える以外に)他に説明がつかないもの」
と定義されるということがわかるわけです。
今日のポイント
「主語+動詞」の位置がわかりにくいものもあります。
そんな時でも、骨になる部分は文の最初にあることが多いということを思い出して、意味上の主語と動詞を見抜いて下さい。
海外で暮らし始めた時はほとんど英語を話せませんでしたが、最初の3ヶ月間、朝起きてから寝るまで(家族が言うには夜も英語で寝言を言うくらい)どっぷりと英語に浸かって勉強しまくり、英語力の基礎を培った講師です。
座右の銘は「All you need is love. But a little chocolate now and then doesn’t hurt.(Charles M. Schulz)」
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