皆さん、こんにちは!
ビジネスシーンでよく使える英語表現をご紹介しています。
前回は、役に立つ「have」の活用を見ていきましたね。
※前回の記事「【大人のビジネス英語】あなたは知ってる?基本動詞「have」の表す広い意味」を見逃した方はこちらからどうぞ!
今回の記事では、意外と簡単に表現できる「たった今~したところです」の英語表現について詳しく解説していきます。
ビジネスシーンでは日本語でも「たった今メールをお送りしたところです」、「たった今出先から戻ったところです」など「たった今~したところです」と表現することが多いですよね。
特にビジネスでは相手に自分の仕事の進捗状況を伝えるのはとても大切です。
「今までこれでいいのかな?と何となく使っていた表現を、今一度確認し直したい」という方はぜひ最後まで目を通してみてください。
現在完了形なしでもOK! 「just+動詞の過去形」でもっと簡単に表現しよう
日本語で「~したところです」と聞くと、「~したところ、と完了を表すから英語では現在完了形にするのが良い」と考える人がほとんどではないかと思います。
しかし、実は「just+動詞の過去形」の形で表現することができます。(※アメリカ英語の場合です。イギリスでは、現在完了形を使われることの方が多いです。)
例えば、
「I just got your message.」「今ちょうど伝言を聞いたところです」、
「I just got to work.」「今ちょうど出社したところです」
と表現できます。
どちらの文章も、「I’ve just…」のように現在完了形の形になっていないことが分かりますよね。
もちろん、あえて何かの物事を完了したと強調したい場合は現在完了形を用いても問題ありませんが、仕事での日々の業務に関連するようなことがちょうど終わった、と言いたい場合は例文のように「just+動詞の過去形」で表現することも多いようです。
注意!justの異なる2つの意味の使い分けに気を付けよう
今回ご紹介している表現のように「ちょうど~」の意味を表すjustですが、他にも「~に過ぎない」という意味もあるため、使い分けには注意が必要です。
意味の違いによって、以下のような文章構造上の違いもあります。
まず、今回取り上げている「ちょうど~」と完了の意味でjustを使う場合は、justは一般動詞と共に使用し、主語と動詞の間に配置します。一方、「~に過ぎない」の意味で使う場合、文の形は「It’s just an estimate.」のように「主語+be動詞+just」となります。
このように、justは意味の違いによって使用する動詞の種類、更にその配置が変わってきますので注意しましょう。
一般的な文法の正しさだけに縛られないことも大切
今回取り上げた「just+動詞の過去形」の例のように、日本では完了形は現在完了形で表現すると習ったにも関わらず、実際の会話では他の表現の方が良く使われるということは良くあります。
英語をビジネスシーンなどでより実用的に使っていく場合、「文法的にこういう風に使うのが正しい」ではなく、英語ネイティブにより伝わりやすいのはどちらか?という視点を持って表現していくことが大切です。
あくまでも英語はコミュニケーションツールの一つであるということを思い出して、より実践的な使い方を目指してみてくださいね。
いかがでしたか?
「just+動詞の過去形」はシンプルに「たった今~したところです」と表現できるとても便利な英語表現と言えます。
ぜひあなたも当記事内容を参考に、色んな場面でこの表現を活用してみてください。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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