英検準1級に挑戦するときに、まず本屋さんで手に取るのは語彙本ではないでしょうか?
過去問題集を見ても冒頭で語彙問題が出てきますので、語彙がどれくらいのものが出るのかが気になるところですね。少なくない人が「難しい!」と感じて、手に取った本を棚に戻すかもしれません。
実際には、その範囲の語彙自体を覚えきれなくても合格することは可能です。語彙問題の正解率が半分であっても、読解問題やリスニング問題、または、英作文で語彙をカバーする得点をすれば一次試験の突破はそれほど困難ではありません。最初の語彙問題を除けば、読解やリスニングに出てくる語彙レベルはそこまで高くありませんし、何より英作文が合否を左右すると言っても過言ではないくらい大きなウェイトを占めているからです。
では、準1級レベルの語彙は身につけなくてもいいんでしょうか?
お仕事や必要とされているレベルにもよりますが、確実に身につけておいたほうが良い、と思います。英検1級の語彙でさえ、新聞や雑誌だけではなくティーン向けのドラマにも会話で出てきます。準1級レベルであれば、受動語彙としてだけではなく能動的に使う語彙として身につけておきたいレベルです。
つまり、試験勉強で準1級レベルの語彙を受動語彙として、試験で正解できるレベルまで覚えたら、次は「使いこなせるように」学習をすることが必要です。
ここまで、お読みいただき、「よし!頑張るぞ!」と思った方はぜひ下記の順で能動語彙を増やしてみてください。
- 受動語彙として語彙本を、「英単語」→「日本語の意味」を瞬時に言えるよう覚える
- 語彙本を、「日本語の意味」→「英単語」を瞬時に言えるよう覚える
- 語彙本で、「英単語」→「例文」がスラスラ言えるように練習する
- 「英単語」から3つずつオリジナルの例文を作成し、「英単語」→「例文」がスラスラ言えるように練習する
- 仕事や友人との英語での会話で使う。オンライン英会話などを利用するのも効果的です。
ライティングや会話で使う英語が洗練された、知的な言葉になります。もちろん英検準1級を受験する際にも、読解やリスニングであまり苦労することがなくなる上に、英作文や二次試験でも大きな得点アップの源となるでしょう。
語彙はなかなか覚えられるものではありませんが「漆塗りのように」積み重ねていくのが定着率を高めると聞きます。
忘れては覚え、忘れては覚え、ということになりますが、能動で使うことを意識してセンテンスまたはチャンクでしっかりと声に出して覚えていくと身につきやすいです。
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英検準1級合格のために、英語の勉強方法から試験当日までの勉強方法、さらには各パートの攻略方法と、全パートの練習問題付き! 英検1級合格15回以上、TOEIC990点のJun先生の合格ノウハウが詰まってます!
英検1級15回以上合格、TOEIC満点990を17回以上取得(全100%6回)、TOEIC S/W 180/200。TOEFL iBT:104。アルク「英検1級合格マップ」著。「英語ジム らいおんとひよこ」運営
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