皆さん、こんにちは!
一口に英語のライティングといっても、日記、資格試験にあるようなひとつのテーマに対して自分の意見を述べるエッセイ、ビジネスにおけるメールや文書作成や、論文を書くアカデミックライティングなど、さまざまな形式がありますよね。
形はいろいろあるにせよ、アウトプットが苦手といわれる日本人学習者の中には、そもそも英語で文章を書くことに苦戦しているという方は多いのではないかと思います。
今回は、特に英検などのテーマがあるエッセイで、自分の意見主張を書きたいのになかなかうまくいかない場合、どこに弱点があるのか、またそれをどのように克服すればいいのか、ということについてお伝えしていきます。
弱点ポイント① 言いたいことはあるが英語にできない
英語で文章を書こうとするとき、日本語では言いたいことが思い浮かぶのにそれをうまく英語にできなくてもどかしい思いをする、というのは英語を勉強している人なら誰でも経験する障害といえます。
その場合、どのようなことが課題として考えられるでしょうか。
語彙や文法、フレーズのストックなど知識不足
まずは単純に英語力が足りていないということが挙げられます。
目標とする試験のライティングに挑戦してみて、言いたいことをまったく英語にできないなら、まずは中学文法レベルの基本文法と単語をわかる、使えるようにするために、インプット学習から始めます。加えて、ライティングで自分の意見を述べる際によく使う表現を丸ごと覚えて、すぐに使えるフレーズのストックを増やしましょう。
日本語を英語に直訳できず、立ち止まってしまう
特に英語の勉強を始めたばかりだったり、アウトプットに慣れていなかったりする場合によくあるのが、言いたいことを一語一句英語に直そうとして、思いつかず次に進めないというパターンです。時間がかかるだけではなく、せっかく自分の意見があるのに、無理やり英語に変えたことにより、不自然な表現になってしまうこともあります。
このような課題があるときは、一旦直訳から離れ、言いたいことのエッセンスをシンプルな英語で表すことを意識しましょう。
具体的なやり方としては、
- 日本語がわからない外国語話者や言葉が拙いこどもに説明するように、噛み砕いた簡単な表現に直してから、それを英語に変える
- 自分が言いたいことをなんとなく伝えられる言葉を、すでにある知識の中から探して文をつくる(時間をかけず、まずはぎりぎり伝わるかな?程度でOK)
- get, give, have, like, tell, show, know, findなどの幅広い意味を持つ基本単語を使って、言いたいことを表現する練習をする
これらを繰り返すことにより、言いたいことを完璧ではなくとも、自分で言葉にして伝えられるようになってきます。
時間をかけず、持っている知識をすぐに取り出せる瞬発力を養うことと、今の英語力で言いたいことをなんとなく伝えられるようにすることを目標にしてやってみましょう。
弱点ポイント② 日本語でも書く内容が思い浮かばない
意外と多いのが、そもそも意見や理由が思いつかないというケースです。
自分の意見を言うことに慣れていなかったり、その理由を考える習慣がない場合、英語力があってもスムーズに言葉が出てこないので、そこで詰まってしまいます。
例えば、
「どの季節が好きですか?」という問いに対して
「えーと、全部の季節にいいところがあるので選ぶのが難しいですね。うーん、強いて言うならね…」
と、そもそも一つを選択するまでに時間がかかったり、
「春が好きです。えーと、それはだって春が好きだから。うーん理由?まあ桜が綺麗だからかなあ。他はなんだろね…」
このように、理由をパッと思いつけなかったり、といったことが割とよくあります。
こんな人におすすめなのが、身近で簡単なテーマで自分に意見を聞く、理由を考える習慣を日常生活に取り入れる方法です。
- 朝食にはパンとご飯どちらがいいか?
- どうして緑色が好きなのか?
- なんでテニスを習いたいのか?
- オフィス勤務と在宅勤務とどちらがいいか?
など、日常の些細な事柄から始めて、意見を持ってみる、その理由を挙げてみることが効果的です。
正解はありません。合っているのかにこだわらず、思ったままに頭の中ではっきりとした言葉にしてみましょう。
続けていると、自分はこう思う!という主張が楽にできるようになってきますよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はライティングが苦手な人の弱点とその解決策についてご紹介しました。
ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです!
語学は楽しくがモットーの英語講師
英語ペラペラに憧れ、行ったらなんとかなるでしょと勇んでアメリカ留学も、”How are you?”さえ聞き取れず撃沈。
現地で幼児番組からスタートし英語を習得。紆余曲折の独学とこれまでの指導経験をもとに、英語学習系の記事を中心に執筆しています。
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