こんにちは、講師のエリカです。
みなさんは、howeverという副詞はご存じですか?英作文でよく使いますか?
このhoweverは、例えば次のようなときに使いますよね。
① However, he does not know the reason.
「しかしながら、彼はその理由を知らない。」
howeverはこの通り、逆接の表現です。多くの場合は文頭に来るのですが、次のように文中で使う場合もあります。文頭でも文中でも、意味は特に変わりません。
② It is, however, not sure what caused it.
「しかしながら、その原因は定かではない。」
実は①にも②にも、ある特徴があります。上記の例文を見て、howeverがカンマで区切られているのが分かりますね。文法的には、逆接のhoweverはカンマで区切る必要があるのです。
しかし、次の通り、カンマを使わない場合もあります。
③ However fast he runs, he won’t make it in time.
「どんなに速く走ってももう間に合わない。」
カンマは付いていませんが、こちらも文法的に間違った英語だというわけではありません。どうしてかわかりましたか?
正解を言いますと、このhoweverは①と同様、文頭に来ているのですが、カンマが使われていないのはそもそもhoweverの意味が違うからなのです。howeverには逆接の他に、程度や方法を表す役割あるのです。
④ However you look at it, it’s terrible.
「どんな見方をしても、やはり酷い。」
上記の通り、逆接のhoweverも文頭に来ることが多いのですが、その後ろにカンマがないと一見この程度や方法のhoweverと見分けがつかなくなってしまう恐れがあるのです。
逆接のhoweverを使うときは必ず後ろにカンマを置くようにしましょう。
日本語能力試験最難関のN1取得。幼い頃から日本文化に興味を持ち、日本語も日本人と見分けがつかないほど流ちょうに使いこなせるN1講師。座右の銘は「Challenge yourself!」
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