皆さん、こんにちは!
分かりづらいeitherの使い方
eitherという単語、いろんな場面でよく見かけるけれど意味がわかるような、わからないような、と感じたことはありませんか?
海外ドラマや映画などでもよく使われているので、私たちも日常会話でサラッと使えるようになれたら良いですよね!
今回は、そんなeitherの使い方について見ていきたいと思います。
either 品詞ごとの用法
まず、eitherのコアの意味は「二つのうちのどちらか」(any one of two)です。
そこから品詞ごとの用法に分かれます。
形容詞「either」:どちらか一方の〜、どちらの〜でも
形容詞のeitherは単数系の名詞の前に置いて、どちらの〜でも、という意味を表します。
また、否定文ではどちらの〜もない、疑問文では(二択のうちの)どちらかの〜、という意味になります。
例)We have green tea and black tea. You can have either kind of tea.
(緑茶と紅茶をご用意しています。どちらの種類でもお召し上がりいただけます。)
例)I’ve seen these two movies before, but I don’t really like either.
(この二本の映画、前見たことあるけどどっちもあんまり好きじゃないな。)
代名詞「either」:どちらか一方、どちらでも
代名詞は、itやtheyなど前に出てきた単語の繰り返しを避けるために使われます。代名詞のeitherも同じで、事前に話題にあがった二つの事柄について「そのうちのどちらか」を指します。
例)Which room would you like to book, non-smoking or smoking? -Either will be fine.
(禁煙室と喫煙室、どちらのお部屋を予約されますか? ―どちらでも大丈夫です。)
接続詞「either」: AかBのどちらかひとつ
この用法は、either A or Bという形で用いられます。eitherとorを使って二つのものを繋ぐので接続詞の役割になります。この場合、AとBは同じ品詞である必要があります。
例)Either you go there or I will.
(あなたが行くか、私が行くかのどちらかです。)
例)Why don’t you either sell it or give it to someone?
(それ、売るか誰かにあげるかしたらどう?)
副詞「either」:〜もまた(…ない)
相手が言った否定的な事柄に対し、自分(や誰か)も同じく、という場合に使います。
平たく言うとtooの否定文バージョンです。こちらが一番なじみのある用法かもしれません。
例)To be honest, I don’t like Tom’s girlfriend. – I don’t like her, either.
(実はトムの彼女好きじゃないんだよね。 ―私も好きじゃないわ。)
「either」の使い方は、例文で覚えよう!
いかがでしたでしょうか。
eitherは用法が多いので、いざ使おうとすると少し迷ってしまうかもしれませんが、コアの意味は共通なので用法ごとのルールを確認し、それぞれの例文を覚えてしまうことをおすすめします。
ぜひ普段の学習に取り入れてみてください。
海外・外国語大好きライター。
高校生のとき初めて訪れたイギリスがきっかけで、海外の魅力にどっぷりハマる。
英語の他にも様々な言語を学び(ロシア語、フランス語、ポーランド語など)、外国語学習の面白さを知る。
国内で英語を習得し、独学でTOEICスコア870点取得。
二度の留学や海外一人旅、英語講師、商社の海外営業事務として勤務した経験から、英語学習に役立つコンテンツをお届けします。
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Either you go there or I will.
の日本語訳が、
あなたがそこに行かないなら私が行く。となっていますが、
あなたがいくか私が行くかのどちらか。ではないでしょうか。
KO様
ご指摘ありがとうございました!