みなさん、こんにちは!
インストラクターのNaokoです。
今回も、英語技能4本柱(読む・書く・話す・聞く)のうち、「読む」という技能について書いていきます。
WPMについて
前回は「英語を読む速さを意識しましょう!」ということで、
1分当たりに読める単語数を計るWPMについてご紹介しました。前回の記事はこちらからどうぞ!
今回は速度が上がるとどんな良いことがあるのか、
と速度を上げるにはどうしたら良いのか、についてお話します。
英語を速く読めるとどんな良いことがあるのか?
これはわかりやすいですよね。
英語が速く読めれば、それだけ短時間に多くの情報を得ることが出来ます。
英検やTOEICなどの試験でも、時間が足りなくなる(最後に長文問題がたくさん続くTOEICで起きがちですね)ということがなくなります。
では、どうしたら速く読めるようになるのでしょう。
英語を速く読むには
英語を速く読める人は、英語を英語のまま理解しています。
一方、読むのが遅い人は、いったん日本語に直すというプロセスを挟んでいる人が多いです。
読むのが速い人は、英語を、英語の語順のまま文の頭から
するすると意味を理解して行きます。
遅い人は、頭から読み始めても、理解するために
また前に戻ってみたり(これを「返り読み」と言います。)、
同じところに留まって時間をかけて読んだりしがちです。
この状態から脱するには、「返り読み」や「日本語変換」をしないように、
文の頭から後ろに向けて一定のスピードで英文の上に目をすべらせて
行くような読み方で、たくさん英文を読むことです。
そのためにはコツがあります。
英語を速く読むためのコツ!
頭から読んでいくときに、意味のかたまり毎に内容を捉えるようにするのです。
例えば、Reading is to the mind what food is to the body.
という英文を読むときに、頭から読み始めたら
一旦意味の切れ目であるReading to the mindで一息つき、その文の内容をイメージします。
きれいな日本語にする必要はありません。
むしろ、しない方が良いのです。
本と人の心の関係を言っているのだ、
とぼんやりでも掴めればOKです。
次に、what food isで、食べ物が「関係代名詞のwhat=もの・こと」であるイメージをし、
to the bodyを読んで、それが「体に対しての」食べ物、と言っているのだ、と理解する。
つまり、この文は
「読書と心の関係は食べ物と身体の関係に等しい」
と言っているのですが、
ここまできれいな日本語にせず、
こんなイメージがふわっと掴めれば良いのです。
たくさん読んでいくうちに、イメージすらせずとも
意味が頭に入ってくるようになり、
英語を英語で理解できる状態になります。
今回のまとめ
速く読めれば情報が短時間でたくさん得られ、試験の際も有利です。
そのためには日本語を介さず、頭から順番に理解していくことが大事であり、これは訓練で出来るようになりますよ。
海外で暮らし始めた時はほとんど英語を話せませんでしたが、最初の3ヶ月間、朝起きてから寝るまで(家族が言うには夜も英語で寝言を言うくらい)どっぷりと英語に浸かって勉強しまくり、英語力の基礎を培った講師です。
座右の銘は「All you need is love. But a little chocolate now and then doesn’t hurt.(Charles M. Schulz)」
※このブログでは英語学習に役立つ情報アドバイスを提供していますが、本ブログで提供された情報及びアドバイスによって起きた問題に関しては一切、当方やライターに責任や義務は発生しません。
※ここでの情報や助言を参考に英文を書いたり下した判断は、すべて読者の責任において行ってください。ここに掲載されている記事内の主張等は、個人の見解であり当社の意見を代弁・代表するものではありません。
コメントする