一人でも英会話の練習はできる!リプロダクショントレーニングのすすめ

リプロダクションとは

みなさん、こんにちは!

 

英語学習の中でも難易度が高いのが英会話ではないでしょうか。

特に相手が言っていることはわかるのに、いざ自分で同じ話をしようとするとできない。

いつもシャドーイングをやっているけれど、もう一歩進んだ練習もしてみたい。

 

など思うことはありませんか?そんなときにぴったりなのが、通訳トレーニングです。

 

リプロダクションって何?

 

通訳トレーニングの中でも、聞こえてきた音声をそのまま書きとるディクテーションや、聞こえたそばからその通りに繰り返していくシャドーイングに取り組んだことのある方は多いのではないでしょうか。

今回はこの二つに加えて、さらに学習効果が高いと言われているリプロダクションについてお伝えしたいと思います。

 

リプロダクションとは、聞いた英文を記憶し、自分で声に出してその英文を再現することです。

これを繰り返すことで、作文力と発言力を高めることができます。

 

リプロダクションのやり方

 

手順は以下の通りです。

  1. 音声を流し、意味の塊(チャンク)ごとに一旦止め、その英文をリピートする。以後繰り返す。
    ここでチャンク単位で英語を口に出す練習をしていく。
    こうすることで単語でしか話せなかった人も、口に出して話せる英語の単位が大きくなっていきます。
  2. 一通り終えたら、日本語訳のあるものは訳を見て、ない場合は自分で一文ずつ訳文を作成し、その訳を見ながらどんどん英語に訳していく。
  3. そして、聞いた音声全てを最初から英語で発言していきます。
    話の流れがわかるようなメモやポイントになる単語などを書いておくとスムーズです。
    最終的に単語数➗2~2.5秒くらいのスピードを目指しましょう。
    音声通り言えるようになったら、別の表現を用いたパラフレージングもおすすめです。

 

使う教材は、あまり長すぎない30秒程度の音声を使うと良いと思います。
リプロダクション用の教材も出ていますので、取り組みやすそうなものを見つけてみてください。

また、最初はかなり負荷がかかりやすいトレーニングなので、難しい場合は無理に1日で終わらせようとせず数日かけて1つの音声を完成させても良いでしょう。
無理やり進めて数をこなすよりも、1つ1つを確実に定着させることで総合的に英語力アップにつながります。

 

”単なる知識”から”使える知識”へ

 

このトレーニングを通して重要なのは、英文の意味を理解して行うことです。
そうすることで、今まで単なる知識だった英単語や文法が、実際に使える知識に変わっていきます。

また、英文理解の瞬発力や聞き取った英文を覚えておく記憶力が必要なので、英語を英語のまま理解できる状態になり、リーディング、リスニング力アップにもつながってきます。

 

いかがでしたでしょうか。

リプロダクショントレーニングの最大のメリットは、自分一人でもスピーキングの練習ができることです。

少し負荷のかかるトレーニングですが、英語を口にすることに慣れるようになり、総合的な英語力アップにもってこいのトレーニングなので、ぜひ試してみてください。

 

 

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海外・外国語大好きライター。 高校生のとき初めて訪れたイギリスがきっかけで、海外の魅力にどっぷりハマる。 英語の他にも様々な言語を学び(ロシア語、フランス語、ポーランド語など)、外国語学習の面白さを知る。 国内で英語を習得し、独学でTOEICスコア870点取得。 二度の留学や海外一人旅、英語講師、商社の海外営業事務として勤務した経験から、英語学習に役立つコンテンツをお届けします。