Hello there!
皆さまこんにちは、インストラクターの H. Yoko です。
前回に引き続き、私自身が最近観た映画の中からいくつか表現をご紹介します。
今回も”前置詞”にこだわっております。また、前回と同様、日常的に使えそうもないような極端な俗語などは一切ご案内いたしませんので、どうぞお気軽にお使いになってみてください。
H. Yoko先生のシリーズ前回の記事、「【前置詞をマスターしよう!】海外映画の中から使える表現を覚える #1! 」を見逃した方はこちらからどうぞ!
最初に映画の中でセリフとして述べていた英文を記載しますので、まずはどのようなことを言っているのか考えながら読み進めてみてください。
※スクリプト(映画の台本)を直接確認したわけではないですので、実際の表現とは微妙に異なる場合があります。ご了承のほどお願い申し上げます。また、実際は口語ですので I’ve… / She’s not… など作中では省略形で表現されていますが、分かりやすいようにアポストロフィーは使用しておりません。
Let’s get started!
海外映画の中から使える英語表現をご紹介!
It does not add up.
―No Good Deed より
これはある女性が「そんなの納得いかないわ」というイメージで使用されています。
厳密にはこちらの up は副詞の扱いとなりますが、up は前置詞としても多々使用されておりますので今回ご紹介いたします。
良く耳にする It does not make sense. とほぼ同義です。
つじつまが合わない〜
筋が通らない〜
などと訳しても良いですが
例えば
-It adds up!
ああ、なるほど!
-What he says does not add up for me.
(彼の話しを聞いても)何かすっきりしないんだよな
このようにご自身の感情を含めて訳しても良いでしょう。
You are cold as ice.
―Hangover Part Ⅲ より
Hangover という映画はパート1から3までありますが、確かパート3だったと思います。
(うろおぼえで申し訳ありません)
直訳すると
あなたは氷のように冷たい~
当然ながら、冷淡な人物や、感情を全く表に出さないような人物を描写していますが、物に対して使用しても全く問題ありません。レストランでとても冷えた料理が出てきた時に
-I don’t want to eat this. This is cold as ice.
これは食べられないな。すごく冷たいよ。
このように「食べたくないほど」冷たい、もしくは「それだけ」冷たい、という比喩表現となります。氷(ice)は不可算名詞ですので an ice / ices などとは通例表現しませんのでご留意ください。
Do not stoop to their level.
―Avengement より
主人公の母親が、社会的に成功していない人たちや、悪さばかりしている人たちと「お前は同じようなものだ」と卑下しているような場面です。そこで主人公が
彼らと(僕を)一緒にするなよ~
というイメージで表現しています。
to their level → 彼らのレベル/彼らの水準
つまり、その水準まで落とさないでくれ、という解釈となります。日本語であれば「そんなに落ちぶれていないよ」「上には上がいる」「下には下がいる」というイメージでも使用できそうです。
I am right on top of you.
―S.W.A.T. より
こちらはヘリコプターで追跡を行っている警察組織の人物の言葉です。無線で道路を走行中の隊員が「今どこだ?」「どこにいる?」と確認している場面です。
on top of + 名詞
こちらで
~の上
~の上部
という解釈ですので、更に right を加えることで「ちょうど」つまり「真上にいる」という表現となります。その後、隊員たちが
Good to know.
と答えています。厳密には It is good to know. こちらの it is を省略した形となりますが。
少々意訳でも
オッケー
分かったよ
助かるよ
さすが
程度の解釈で十分です。ただし、文字通り good to know つまり、知ることができて良かった、という気持ちはしっかりと加味されています。
いかがでしたか?
どれも使える英語表現なので、是非覚えて活用してくださいね。
7年の海外経験の後、日本で英語講師としての長年の経歴があるベテラン講師です。当社内にファンも多く人気講師の一人です。
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