みなさん、こんにちは!
英語学習において避けて通れないリスニング。頑張っているのになかなか上達しない、伸び悩んでいる、そもそも勉強法がよくわからない…という方も多いのではないでしょうか。もちろん魔法のような近道はありませんが、同じ勉強量でもコツを押さえることで効果の出方は全く変わってきます。
TOEICや英検から映画を字幕なしで見たい、などリスニングが必要な目的は様々かと思いますが、今回は目的問わずリスニング力の底上げに役立つ勉強法とコツをお伝えしたいと思います。
リスニング学習のコツ:原因を把握し自分だけの課題を見つけよう
リスニングができない、と言っても人によって様々な原因があるかと思います。その原因がわからないまま、「これをすればリスニング力が上がる!」とか「リスニングはこれだけやればO K!」のような情報に踊らされ手当たり次第に取り組んでも効率が悪いので、まず自分の克服すべき課題をピンポイントで見つけましょう。
リスニング課題の見つけ方
リスニング用問題集やTOEICの問題集など何でも良いのですが、必ずスクリプトのある30秒〜1分程度の音声を聞きます。できれば日本語訳があると良いです。
そして聞いた内容を日本語で書き出し、その後ディクテーションをします。これを違う音声でいくつかやってみて、その結果によって対策していきます。結果を大まかに4つのレベルに分けてみました。
レベル別勉強法
レベル1:ほとんど聞き取り、ディクテーションができなかった。スクリプトを見ても知らない単語がたくさんあり、英文がなぜそのような日本語訳になるのかよく分からない。
→基礎英語力の見直しを。まずは中学、高校で習う英文法、英単語を復習しましょう。問題集に付いているC Dなども活用して耳を英語に慣らしつつ、しっかりと基礎を固めていってください。ここを乗り越えると一段階、一気に上達すると思います。
レベル2−1:大体の内容は聞き取れたが、ディクテーションできていない箇所があった。スクリプトを見ると全て知っている単語だった。
→英語の音、ネイティブの音声変化に慣れる必要があります。学校で習う単語の発音と、ネイティブの発音にはやはり違いがあります。それを聞き取るためには音声変化のルールを覚え、フォニックスの教材などを使い自分でも正しい英語の発音を練習してみましょう。徐々にネイティブの発音も聞き取れるようになってきます。
レベル2−2:ディクテーションはほとんどできたが、内容を瞬時に理解できない。スクリプトをゆっくり読むと理解できた。
→速読のトレーニングをしましょう。スラッシュリーディングとチャンクリーディングを繰り返し、頭から英文を理解する訓練を積むことで、一度に処理できる英文の量(チャンク)を増やしていきましょう。そうすることでリスニングの長文も頭から理解できるようになってきます。
レベル3:ディクテーションも瞬時の内容理解もほとんど全て完璧にできた。
→知識の分野を広げるためにも、様々なジャンルの英文を聞いてみましょう。分野が変わると知らない単語に出会すと思います。今まで興味のなかったジャンルの英文にも挑戦し、語彙と知識を増やしていけば素晴らしいインプットになります。特に中上級者の場合、問題集ではなく生の英語をディクテーションするとかなりリスニング力がついてきます。
リスニング学習のコツ:レベルに応じて教材を使い分けよう
自分のリスニングレベルに応じて教材や勉強法を変えていくことで上達しやすくなります。簡単すぎても難しすぎてもやる気がなくなってしまうので、おおよそ聞き取れるが分からない部分も少しある、くらいのものを選びましょう。あくまで参考程度ですが、以下レベルごとに適していると思われる教材をいくつか挙げてみます。
レベル1:NHKラジオ講座(ラジオ英会話、エンジョイ・シンプル・イングリッシュなど)、高校入試、大学入試用のリスニング問題など
レベル2・3:TOEIC問題集、TED Talks、English Journal、海外ドラマ・YouTuberの動画など
いかがでしたでしょうか。
リスニングを効率よく上達させるにはまず自分の総合的な英語力も考慮して、今どれくらいのレベルにいるのかを冷静に把握しましょう。そうすることで課題が明確になり取り組みやすくなります。ぜひ普段の学習に活かしてみてください。
海外・外国語大好きライター。
高校生のとき初めて訪れたイギリスがきっかけで、海外の魅力にどっぷりハマる。
英語の他にも様々な言語を学び(ロシア語、フランス語、ポーランド語など)、外国語学習の面白さを知る。
国内で英語を習得し、独学でTOEICスコア870点取得。
二度の留学や海外一人旅、英語講師、商社の海外営業事務として勤務した経験から、英語学習に役立つコンテンツをお届けします。
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