みなさん、こんにちは!
英作文や英語日記に挑戦されたことはありますか?
このブログの読者さんは、学習している方も多いかと思います。言いたいことや伝えたいことが日本語ならスラスラ書けるのに、英語になると途端に英語表現がわからずつまづいてしまうこともありますよね。
そのような英作文に挑戦中の学習者の方におススメしたいのが、「英借文」です。私たち日本人にとって英語は母語ではありません。そのため英語で文章を作成するときには、ネイティブの英語を借りてくる必要があります。
英借文は、ネイティブの英語表現を借りて自分なりの英文を書くことです。ネイティブがよく使う英語表現や定型文をストックすることで、より自然な英文を作成することができます。
英語学習に英借文を取り入れるメリット
英借文の最大のメリットは、ネイティブが使う「自然な英語」が身につくことです。
中学や高校で英文法を6年間学習しているため、私たち日本人は他の国の英語学習者に比べ正しい英文法の知識があります。ただ、正しい英文法が自然な英語につながらないケースが多々あります。そこで実際にネイティブが使っている英語表現を借りることで、自然な英語で英文を作成することができます。
英語初級レベルの学習者の方におススメしたい英借文のための教材は一般的な参考書が役に立ちます。最近では、英作文の参考書とは別に「英借文用の参考書」が出版されています。まずは、参考書から始めることで、無理なく英借文をすることができます。
英語中級レベルの人は言葉のデータベース「コーパス」を使おう
中級レベルの学習者におススメしたい英借文のための教材は、「コーパス」です。
コーパスは、言葉のデータベースです。コーパスでは、新聞、雑誌、書籍など、さまざまなメディアで使われている言葉の用例を集めたものです。
たとえば、Corpus of Contemporary American English (https://www.english-corpora.org/coca/)に書きたい言葉(ex. I am writing this letter)を検索すると、I am writing this letterが使われている英語表現の一覧が表示されます。
I am writing this letterで実際に検索すると該当する文章は28件ありました。この中から、ご自分が使いたい表現を借りることができます。
英語上級者ならGoogle検索を活用しよう
最後に、日常英会話に問題のない上級レベルの学習者におススメしたい英借文のための教材は、「二重引用符」をつかったGoogle検索です。この「二重引用符」を使わないと、必要以上の検索結果が表示されてしまいます。
逆に、「二重引用符」を使えば、必要な情報だけ抽出されます。たとえば、I am writing this letterの次に続く前置詞がforかtoかで迷ったら、下記のように検索することで必要な情報を得られます。
“I am writing this letter for”
“I am writing this letter to”
もちろんGoogle検索の結果は、必ずしも英語ネイティブの表現とは限らないため、私は少なくとも1ページ以上の検索結果を確認するようにしています。
いかがでしたか?
今回ご紹介したような教材から、ぜひ英借文をはじめてみましょう。ネイティブの英語表現を借りることで、より自然な英語表現が身につきますよ。
カナダ在住のHannahです。
2012年にカナダに移住し、現在はまだまだ幼い双子の育児に奮闘中です。
最近は在宅で、英語学習系の記事の執筆や海外のニュースの翻訳などをしています。
忙しい中でも英語学習は続けており、学習歴は今年で20年を越してしまいました。
これから現地の情報や、英語学習に役立つ情報をお伝えしていきます。
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