【3分で英語学習:英文法】自動詞・他動詞について解説

【3分で英語学習:英文法】自動詞・他動詞について解説

みなさん、こんにちは!

英語の勉強をしていると様々な用語に出会うと思います。「現在完了」や「関係代名詞」「原形不定詞」など、色々難しそうな語彙が当てられていますが、それぞれきちんと理解しているでしょうか。中学、高校に進むにつれそれらは多岐に渡ります。

今回は、その中でも「自動詞・他動詞」についてご説明していきたいと思います。

 

英語の自動詞と他動詞-基本をしっかり身につけよう!

英語の動詞は大きく分けて自動詞と他動詞に分けられますが、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。英検ではそれほど自動詞と他動詞の区別は問われませんが、TOEICではしっかり身につけておいてほしい用語となります。

ここでは、例文を踏まえてシンプルに解説させていただきますので、今後の学習の参考にしてみてください。

さて、それでは早速「自動詞・他動詞」についてご説明していきますが、その前に前提として押さえておかなければいけない知識があります。

英語の動詞は「自動詞・他動詞」に分けられると申しましたが、明確に二つに分けられるわけではなく、ほとんどの動詞が自動詞的な使い方、他動詞的な使い方を持っているということを押さえておきましょう。ある動詞は必ず「自動詞」で、ある動詞は必ず「他動詞」ということではありませんので、それを念頭に置きながらご覧いただければと思います。

 

英語学習のポイントー自動詞について

まずは「自動詞」についてですが、簡単にいうと「目的語(O)を必要としない動詞」ということです。その動作だけで行為が完結するという意味です。

例えば、以下のような例文をみてみましょう。

・He runs in the park every morning. (彼は毎朝、公園内を走る)

・She stayed home to read books. (彼女は読書をするために家にいた)

・My friend can swim fast. (私の友達は早く泳ぐことができる)

 

runsやstayed、swimのあとに目的語はありませんね。(inは前置詞ですし、この場合のhomeは副詞です)

「走る」「滞在する」という動作はそれだけで完結する動作です。

こういった動詞を「自動詞」と呼ぶのです。この他にも、よく目にする自動詞に、sleepやgrowなどがあります。

先述しましたが、runやstayが出てきたからといって必ずしも「自動詞」というわけではありません。(runは「~を走らせる」という意味もあり他動詞の特徴ももっています)よく目にするのは「自動詞」ということですので、予め理解しておきましょう。

また、自動詞は前置詞とよく使われるのも特徴です。

例えば、「sleep in the room」「travel in Europe」と後ろに前置詞を伴うことができるのです。

 

英語学習のポイントー他動詞について

次に「他動詞」についてみていきましょう。これは「自動詞」の反対で「目的語(O)が必要な動詞」ということです。ある動作の対象となるモノや人が必要だということです。

以下の例文をみてみましょう。

・The teacher teaches English to many children in the world. (その先生は世界中の子どもたちに英語を教えている)

・My son borrowed a lot of books last Sunday. (私の息子は先週の日曜日、たくさんの本を借りた)

・I drank much water because it was hot today. (今日は暑かったのでたくさんの水を飲んだ)

 

teachesやborrowedの後ろにそれぞれEnglish、a lot of booksという目的語がきていますね。

「教える」という動作が「英語」に向けられていたり、「借りる」という動作が「たくさんの本」に向けられているということです。逆にいうと、他動詞の後ろには前置詞を置けないということです。

×teach to Englishや、×borrow with booksなど、とは表現できないので注意しましょう。

もちろん、この他にもwriteやtell、watchなど、他動詞は様々ありますが、これらも表現の仕方によっては「自動詞」的に使われる場合もあります。文脈の中で動詞がどのような役割をしているのか、適切に判断できるようにしましょう。

 

 

「自動詞・他動詞」についてはいかがだったでしょうか。

英語の動詞にはそれぞれ自動詞的な性質、他動詞的な性質があり、その両方の性質をもったものもあります。もちろん全てを覚えようとしてもキリがないですし、無駄に時間を費やすことになるので、その動詞が主に使われるのはどちらかを把握しながら習得していくといいでしょう。

メインの使われ方は「自動詞」か「他動詞」か、その特徴を押さえるだけでも学習の役に立つのではないでしょうか。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

国際系の大学を卒業後、オーストラリア留学、某国産自動車ディーラー営業職、子ども英会話教室マネージャー、公立中学校の特別学級の担任、都内にある某有名出版社の英文添削者(主に国公立難関校志望の生徒さんを担当)を経験。さらに中学・高校の英語の教員免許取得、英検準一級合格、TOEIC730(2020年1月受験結果)、メンタル心理カウンセラーの資格を活かし、10年以上英語担当の塾講師として全国の学習者の指導に当たっている。また不定期にセミナー講師(心理学を応用した英語学習や自己啓発、スピリチュアル関連)も務めている。