みなさん、こんにちは。
ビジネスでよく使用する英尾表現や、よくある間違いなどをご紹介しています。
※前回の記事「【ビジネス英文メール】ビジネスでは特に注意!「~など」の英語表現」を見逃した方は是非こちらもどうぞ!
さて、ニュースなどでもよく聞く「エリア」という言葉、ビジネスシーンでも、「関東エリア、関西エリア」などの言い方で使うことがありますね。
しかし、英語ではこの単語をそのままでは使うことができず、英文メール等では正しい書き方が求められます。
そこで、今回の記事ではうっかりすると日本語の感覚で誤用してしまう英語での正しい「エリア」の使い方をご紹介していきます。
「英語でメールを書く時に、いつも何となくで書けてはいるものの、イマイチ正しいかどうか自信がない」そんな風に感じる方はぜひチェックしてみてください。
英語で「~エリア」と使用する際は冠詞「the」を付けるのが適切!
まず、英語で「~エリア」と使用する際は冠詞「the」を付ける必要があります。
例えば、「関東エリア」なら「the Kanto area」、関西エリアなら「the Kansai area」となります。関東、関西など地域を表す単語の一文字目が大文字になるのも忘れないようにします。
具体的な例文をご紹介すると、
「Our new product will go on sale in the Kanto area from October 15.」「弊社の新商品が関東エリアで10月15日から販売となります」
などの形で活用することが可能です。
良くある間違いが、日本語と同じ感覚で冠詞theを付けずに「Kanto area」、「Kansai area」等の形で使ってしまうケースです。ちなみに、theやareaの一文字目を大文字にする必要もありませんので、その点にも注意しましょう。
ついでに覚えてしまおう!「~地域」と使用する際も冠詞「the」を付ける
日本語でも「~エリア」と似た言い回しに「~地域」というものがあります。エリアが表す範囲よりも少し広い範囲を表現する際に使用し、「関東地域、関西地域」などの形で使われます。
これを英語にする場合、「~エリア」と表現する際と同様に冠詞「the」を付けて対応します。
英語で地域・領域は名詞「region」を使用し、「the Kanto region」、「the Kansai region」などの形になります。地域名の一文字目が大文字になるのも同じです。
例えば、
「The Kansai region will be mostly sunny today.」「今日は関西地方は大方晴れとなるでしょう」
等の形で活用できます。
地域という概念もエリアと並んでビジネスで使用されることが多いので、使い方も合わせて覚えておくと便利です。
日本人にとって理解が難しい冠詞という概念、「使って慣れる」が大前提!
今回取り上げている表現には冠詞「the」が登場しましたが、基本的には日本語には英語のように冠詞という概念自体が存在しないため、私達日本人にとっては理解が難しいと言われています。
しかし、だからと言って理解も活用も全く出来ないかというとそうではなく、一番の近道はやはり今回の例のような表現を実務で「使って慣れる」ことです。常にこの概念を英語で使うという行為を重ねることで、何となくそのニュアンスや正しい使い方が掴めてくるはずです。
私達日本人がビジネスシーンで日本語でも良く使用する「エリア」という表現は、英語にする際には一工夫が必要となります。
ぜひあなたも当記事内容を参考に、正しい表現で相手にも伝わりやすい英文メールを書いてみてくださいね。
日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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