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仕事の探し方

仕事探しはネットワークを広げることから

by Roberto

仕事を探す方法は色々ありますが、翻訳経験が少なかったり、全くなかったりする人にとって、チャンスはあまり多くないのが現実だと思います。多くの人は、翻訳者として働ける場所を探して、翻訳会社のトライアルを受けたりして頑張っていると思います。しかし、トライアルに合格しても、経験豊かな実績のある翻訳者と仕事を取り合うのはなかなか大変なことです。やっと仕事の紹介がきたら、誰も引き受けないような条件の酷いものだった、というのもありえます。

そこでコツコツ頑張ることももちろん仕事に繋がっていきますが、特に翻訳実績の少ない人には「翻訳業界だけに縛られないで」とアドバイスしたいです。

翻訳業界だけに目を向けない!

みなさんは翻訳の仕事をしたくて頑張って勉強してきましたから、すぐにエージェントに登録して、翻訳家として一歩を踏み出したいと思うのは当然です。しかし、ネットワークづくりもとても大事です。私の経験では、仕事を見つけるのに「人との縁」が一番効果的でした。もちろん、翻訳業界の人たちとつながりを持つのがベストですが、それ以外の業界・職種の人との関係も大事にした方がいいです。むしろ、場合によっては、翻訳関係以外の人の方が仕事に繋がりやすいこともあります。なぜなら、翻訳業界の人たちは、すでに付き合いの長い翻訳会社や翻訳者がいる可能性が高いから。実績が少ない人を積極的に使ってみようということはあまりないかもしれません。むしろ、別業界の方が、素直に「英語能力が高い人」として価値を認めてくれて、アウトサイダーである自分にとってチャンスになったりします。

そういう人から継続的に翻訳の仕事が来るとは限りません。その時一回だけかも。でも、一回きりの経験から何かが生まれる可能性がありますし、気に入られて直接契約を結ぼうという誘いが来ることもあります。私自身もこのような経験をしました。ですので「翻訳業界だけに目を向けない!」ことを意識してほしいです。翻訳と関係がない職種の人でも、つながりは大事にしましょう。

仕事探しはネットワークを広げることから

ネットワークづくりも仕事の一環!

では、どうやってネットワークを広げていくか。私自身は、とても運が良かったです。サッカーメンバー募集に申し込んで、そのサークルの人を通じて知り合った人からスポーツ関係の翻訳の仕事を受けたり、大学の先生を通じて仕事の声をかけてもらったり、身近なところからつながりが増えていくことが多かったです。

私が翻訳を始めたのが学生の時でしたので、それもあってゆっくりとネットワークが広がった感じです。しかし、多くの知り合いは、ネットワーキングにとても積極的に力を入れていて、半端なく時間やエネルギーを使っていました。例えば、英語や海外に関係するイベントがあれば顔を出して売り込んだり、小さなチャンスを見逃さずにアイデアを提案したり、連絡先を交換したらマメに連絡をしたり、とにかくアクティブで、時間だけではなくお金もかけていました。

知り合いの中には、こうしたつながりで知り合った翻訳者たちとグループを作り、規模の大きな仕事の話を見つけた時にグループで仕事を引き受けたりもしていました。翻訳業というと、地味でコツコツ机に向かって仕事をするイメージですが(実際に地味な作業です)、フリーランスで働こうと思ったら、自分自身をアクティブに売り込む必要もあります。翻訳会社に登録するだけではない仕事の見つけ方もありますので、視野を広く持ってチャンスを探し出しましょう。

  

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