英文としてはそれほど難しくないものです。
ですが、もしも以下のように訳していたら、翻訳の基礎を学ぶべきです。
This is my first visit here.
「これが私のここへの初めての訪問です」
訳としては間違いではありませんし、
翻訳の和文として評価しないのであれば、解釈は申し分ないです。
しかし、日本語として自然でしょうか。このような言い方をするかどうかを考えてみてください。
間違いではないですが、自然さに欠けるように感じます。
品詞にとらわれず「ここに来るのはこれが初めてです」というようにした方が自然でしょう。
このように品詞にとらわれない訳し方が必要です。
Jane opened her wallet only to find no money in it.
「ジェーンはお金が入っていないことを見つけるためだけに、財布を開けた」
不定詞の副詞的用法の使い方の問題です。学校英語では「〜するために」と和訳するのが普通でした。
しかし、実はそれ以外にも様々な意味や訳し方があり、注意が必要です。
この場合は、「・・・したら、結果〜になった、〜だった」という結末を表すように訳すのが自然です。
「ジェーンは財布を開いたが、お金ははいっていなかった。」と訳すと、日本語で自然な文章になりますね。
普段このような翻訳特有の不定詞の訳し方を学ぶ必要があります。
I love taking pictures.
「わたしは写真を撮ることが大好きです」
日本語として自然なようにも思えますが、翻訳文としてはもう一歩工夫が必要です。
動名詞(-ing)や不定詞の名詞的用法では、基本的に「〜こと、〜すること」という和訳が好まれます。
これをもう少し自然にしたいときには名詞に置き換えてみましょう。
例えば「私の趣味は写真撮影です。」としても意味は変わりませんし、こちらの方が垢抜けた日本語で、より自然です。
このような、自然で垢抜けた訳し方を学ぶ必要があります。
翻訳家を目指すあなたが
最初に身に付けるべきスキル
これから翻訳家を目指そうと思っているあなたが、絶対に身に付けるべきスキル。
それはプロの翻訳家が、単語や文法を翻訳の現場で、どのように考え・訳しているのかを知ることです。
学校で習った日本語訳の方法と、翻訳の世界での英日翻訳では訳し方が全く違います。翻訳家になりたいと考えているあなたは、まずはその違いを知る必要があります。
フルーツフルイングシッリュでは、そんな翻訳家の勉強をしたい!という翻訳家のたまご向けに、翻訳家になるために絶対に知っておくべきことをまとめたバイブルをご用意しています。
英日翻訳家講座シリーズで配布している教材『翻訳ワークブック』です。英日翻訳家講座は、翻訳家としてデビューしたい方向けの講座で、毎回大人気です。講座によってはコンペを開催して、優勝した方の対訳本を実際に電子書籍として販売しています。つまり、本気で翻訳家デビューを目指す方が集まる講座です。
講座の価格は、原書テキストによって様々ですが30,000円代から50,000円代です。
実際に翻訳家デビュー講座を受けられた生徒様の中には、対訳の作品が素晴らしく原作者がそれを見たところ『申し分のない仕上がりでとても満足。貴重な資料として大事に保管します。』と大変喜んでいただいたエピソードもあります。
原作者がとても満足するほどにまで翻訳スキルを高められる講座で使用している教材です。
このワークブックを学ぶだけでも、翻訳家としてのスキルアップを大いに高められます。つまり、これから翻訳家としてデビューしたいあなたのバイブル的な教材になります。
翻訳ワークブックってどんな教材?
この教材では、英日の翻訳をするときに特に訳に困る単語、文法、表現を厳選しています。
各項目の初めに、気を付けてほしいポイントを解説しています。
もしもあなたが、『こんな単語の意味くらい知ってる!』と思っても要注意!単語の意味を知っていても、翻訳の世界では、あなたが覚えている意味をそのまま文章に当てはめても自然な和文にならないことがあります。
単語を正しい意味で覚えていたり、文法も正しく理解できていたとしても、翻訳するときにはそれだけでは不十分です。
正しい理解と同時に、訳の「自然さ」が求められます。
そこで翻訳ワークブックでは自然な英日翻訳ができるようになるために、翻訳の際に気を付けてほしいポイントを丁寧に説明しています。
説明を読んだ後は、翻訳の際のポイントを理解できているか、練習問題に取り組んでいただきます。正しいアウトプットができて初めて、正しくインプットできていることが確認できます。
『翻訳ワークブック』は現在3冊刊行しており、順次続編を作成中です。
01
わかっているようで曖昧な英語表現
02
知っている英単語なのに実はわかっていない使い方
03
日本語として完成度の高い訳文にするコツ
04
訳すと不自然な英語の代名詞
05
英語の主語、目的語はどの程度訳せばいいのか
などなど、翻訳するときに気を付けてほしいポイントをお伝えしています。
Vol. 1
Vol. 2
Vol. 3
翻訳ワークブックは常に進化し続けます。
今後も新たなVolを追加予定です。
ここでご紹介している、それぞれのVolの内容は、翻訳で気を付けるポイントのごく一部です。
あなたが翻訳家として活躍できるようになるために、これからもプロの翻訳家が
「これは押さえておきたい!」「訳し方に気を付けてほしい!」というものを、どんどん追加していきます。
『翻訳ワークブック』はセットお買い求めいただけます。テキストで扱っている内容によって、あなたのニーズに合わせて、お好きなように翻訳スキル・チェックにお役立てください。
Vol.1、2、3となっていますが、内容はつながっておらず、各Volで個別の内容を学んでいただけます。ただし私たち翻訳家としては、翻訳ワークブックでお伝えしている内容はすべて押さえておいてほしい内容です。
資格試験では、小さなミスがあっても合格することができます。
しかし、翻訳の世界ではほんのひとつの助詞や、ひとつの表現を不自然なものにしてしまうだけで、読み手に「日本語がおかしくない?」という印象を与えます。
翻訳は原作の対訳作業ですが、それにより出来上がる対訳本はあなたの本のようなものです。自分の本なら、より自然な日本語で伝えたいと思いますよね。
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