
Story
この本のあらすじ
ところはベイカー・ストリートの事務所。
ある朝、ワトソンが1通の封書を手に部屋へ入ってきたところ、シャーロック・ホームズがワトソンに対し一言投げかけるところからこのストーリーは始まります。
何に関する意見なのか不確かだったワトソンは、話題についてシャーロック・ホームズに聞き返し、ホームズお得意の推理によってストーリーがどんどん展開していきます。シャーロック・ホームズの並々ならぬ観察眼と、それに舌を巻くワトソンとのやりとりが楽しい超短編。
これ以上あらすじを細かく書くとネタバレになるため、ここまでです!詳しくは対訳本でどうぞ!
Appeal
この本の楽しみ方・魅力
気の知れたふたりだからこそ飛び交う会話と、被害者のいる事件ではなく、日常のちょっとした出来事を題材にした推理をめぐり、カジュアルな雰囲気が楽しい超短編。
お馴染みシャーロック・ホームズらしい思考回路の日常生活バージョンを垣間見れると同時に、相棒ワトソンの受け応えもリアルな逸品です。
訳者はホームズとワトソンのキャラクターをどう表現するか、ふたりの関係が良く描き出せるように言葉を選んだつもりですが、日本語で読んでくださる方がその面白さを味わえる仕上がりになっていたなら嬉しいです。
ブックレビュー

数多く発表され世に知られているシャーロック・ホームズ・シリーズですが、この”The Field Bazaar”はあまり知られていない逸品で、隠れた名作とも言われています。
この作品内では殺人事件も事故も起こりません。ちょっとしたある朝の日常が描かれています。
そこにシャーロック・ホームズとワトソンというふたりの関係性がよく現れている楽しい作品です。事件に関する推理以外にも、日常レベルでふたりはこんな会話を交わしていたことがわかる、シャーロック・ホームズとワトソンの絆がリアルに描写されている名作です。
この本のもう一つの楽しみ方
フルーツフルイングリッシュの英日翻訳家デビュー講座では英語の短編をテキストに、受講者様それぞれが作品をまるまる一人で翻訳します。二回の添削を受け、仕上げた翻訳作品のなかから公式アワード金賞を受賞すると、英日対訳本が発売されます。
この対訳本は見開きで左ページが英語の原書、右ページが日本語の翻訳作品となっていますので、原書をご自身で翻訳したものと対訳本の和訳とを対比してみるのも良いですし、英文読解のトレーニングに和訳を活用することもできます。
訳者紹介

杉元 あけみ (すぎもと あけみ)
宮崎県生まれ。大学で英米文学を専攻。卒業後、視覚に障がいのある児童・生徒の英語教育に30年ほど携わっている。
書籍情報
- タイトル
- A Field Bazaar(対訳版)
- 邦題
- 競技場バザー
- 著者
- Sir Arthur Conan Doyle
- 訳者
- 杉元あけみ
- ジャンル
- ミステリー
- ページ数
- 20ページ
- 価格
-
定価990円<税込>