2015/12/31 発行
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今年最後となる「英作文サポート通信」は、英語学習の効率化という観点で
来年２０１６年の英語学習のヒントになるような情報をお届けしたいと思います。
この記事は、12/30と12/31に無料メールマガジン「一問一答メルマガ」
でお届けした内容なのですがあなたにも知っておいてほしいので
ぜひ年末のテレビ、つまんないナーと思っているなら少し時間を分けていただき
お目通しをお願いします。
英語習得、まじめにやると15年かかります！
言語を効率的に習得していくために、
パレートの法則を適用することで、
重要なものからマスターする方法をご紹介します。
利用頻度が多いものから順番に覚えて行けば、一定のレベルに達するまでの時間は
短縮されるという事です。
パレートの法則はこのメルマガでも何度かご紹介しているのですが、もう一度ご紹介しておくと、
「努力の結果得られた80％の成果は20％の勉強、教材、労力のどれかに集約されている」
というものでした。
言語の習得では、その言語を85％理解し、流暢に会話できるようになるには
それに応じた勉強を6か月間する必要があり、95％まで理解するには10〜15年かかる
といわれています。
いわゆる経済学でいう「収穫逓減(ていげん)の法則」が適用されるんですね。
難しい名前ですが、要は、完璧にしようとすればするほど、それまで
かかった時間以上の労力がかかるということです。つまり、単位時間あたりの
成果が減るということですね。
何年も同じ畑で同じ作物を栽培していると
畑の栄養分が減ったりと収穫量が減るというところから来ています。
（毎年作付する作物を変えていたのはそういうことだったのか！by実家が農家の私）
ただ、やみくもに勉強しているとこのあたりの効率を考えず
無駄に無理な目標に驀進している方を良く見かけます。
英語学習でパレートの法則を適用するには？
英語で言うと効率化のポイントは、パレートの法則で導き出されます。
実は言語学の世界では、もっとも共通して使われる英単語の番付が調査されています。
(書き言葉話し言葉でも順位は変わります）
上位25位までの単語で、英語で印刷されているすべての文体のうち
１／３を占めることも分かっています。つまり、この25単語の使い方に精通していれば
理論上は、英語は１／３をものにした、つまり３０％に到達できるということです。
100単語を覚えれば50％までをカバーすることができ、上位300単語まで
覚えれば65％までをカバーできます。
多少無理のあるロジックですが、頻繁に使われるものほど、しっかりと
その使い方をマスターすることが効率を上げる近道ということを
理解していただければＯＫです。
ライティング部門の頻出単語トップ100
まずは、ライティング部門でのトップ１００単語をご紹介します。
1.the 2.of 3.and 4.a 5.to 6.in 7.is 8.you 9.that 10.it 11.he 12.was 13.for
14.on 15.are 16.as 17.with 18.his 19.they 20.I 21.at 22.be 23.this 24.have
25.from 26.or 27. one 28.had 29.by 30.word 31.but 32.not 33.what 34.all
35.were 36.we 37.when 38.your 39.can 40.said 41.there 42.use 43.an 44.each
45.which 46.she 47.do 48.how 49.their 50.if 51.will 52.up 53.other 54.about
55.out 56.many 57.then 58.them 59.these 60.so 61.some 62.her 63.would
64.make 65.like 66.him 67.into 68.time 69.has 70.look 71.two 72.more 73.write
74.go 75.see 76.number 77.no 78.way 79.could 80.people 81.my 82.than 83.first
84.water 85.been 86.call 87.who 88.oil 89.its 90.now 91.find 92.long 93.down
94.day 95.did 96.get 97.come 98.made 99.may 100.part
いかがですか？
印刷された英語の１／３を占めている単語はほとんどが文法に係る基本的な単語です。
ですが日本人が非常に間違えているものばかりが上位に並んでいるともいえます。
冠詞（代名詞も含む）、助動詞、時制、文の構造（関係代名詞・関係副詞・接続詞）に
関するものが多いですよね。これらの文法テーマは本当に誤解されて学ばれている
事が多く、添削指導をしていて分かるのは、非常に頻繁に間違えとして上がってきている
という事です。
当社でもこのような理由から冠詞などは一番、間違えるとインパクトが大きいので
何とかしてもらいたいと専用のテキストを準備していますよね。（必読のテキストなので、
この年末の時期に読んで頂けると嬉しいです。
購入済の方も再読をオススメします！）
｜冠詞のルールを学ぶなら「冠詞ナビブック」｜冠詞の使い分けを練習するなら「冠詞練習帳」｜
このリスト、見てみるとあなたもすべて知っている単語ばかりだとおもいますが、
知っているのと使いこなせるという事は違う事に注意して下さい。
どんな文法要素が頻繁に使われるのか見極めましょう
太字でマーカーしたものは関係代名詞です。疑問詞としての使い方よりも、
関係代名詞としての使われ方で上位にランクインしています。疑問詞の代表格である
whyは上位100位にも入っていませんよね。
つまり書き言葉では関係代名詞は避けて通れないという事です。
ちなみに、関係代名詞that(9位)は、話し言葉では一気にランク73位に落ちます。
他の関係代名詞も軒並み90番台に落ちます。つまり、
会話ではそれほど使われない傾向にあって、ライティングには必要という事です。
（といっても100万単語中のベスト100に入るくらいですから相当な利用頻度
であることには違いがありません！）
あなたは書き言葉、話し言葉でこの違いがある事をしっていましたか？
つまりどういうときに使うべきかを知っておく必要があるという事ですよね。
まずは来年の英語学習ではこれら頻出している基本の基本を本当に使いこなせているのか、
振り返ってみましょう。これらを正確に使えていないならあなたの
英語は逆に３単語に１つの確率で間違えているということですから。
↓↓↓ メルマガ後半では、英会話でのトップ１００リストを紹介しています↓↓↓
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[342.娘への書き置き]
悪いけど今朝は早く会社に出ることになったの。 テーブルに朝食を置いといたから。食べる前に必ずレンジでチンしてね。 洗濯物が外に干してあるんだけど雨が降りそうだから、中に干しておいてくれない？ 後弟を起こして、キッチンのカウンターの上にある許可証を持たせてあげて。 出る前に全部のドアの鍵を閉めてね。 母
[8113.電車でウトウト]
写真添削
この写真の情景を説明してください。もしくは連想できるストーリーを英語にしてください。
[8112.スキー]
写真添削
この写真の情景を説明してください。もしくは連想できるストーリーを英語にしてください。
[8111.交通事故]
写真添削
この写真の情景を説明してください。もしくは連想できるストーリーを英語にしてください。
[8110.雪の中で渋滞]
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会話とライティングで使う単語は違うのか？
次は、英語の頻出単語トップ１００を会話とライティングで比べて見たら
何か見えてくることはないか？ということで見ていきましょう。
まずは先ほど紹介したライティング部門でのトップ１００単語です。太字は
関係代名詞でしたが、この順位の違いなどにも注意して比較してみて下さい。
1.the 2.of 3.and 4.a 5.to 6.in 7.is 8.you 9.that 10.it 11.he 12.was 13.for
14.on 15.are 16.as 17.with 18.his 19.they 20.I 21.at 22.be 23.this 24.have
25.from 26.or 27. one 28.had 29.by 30.word 31.but 32.not 33.what 34.all
35.were 36.we 37.when 38.your 39.can 40.said 41.there 42.use 43.an 44.each
45.which 46.she 47.do 48.how 49.their 50.if 51.will 52.up 53.other 54.about
55.out 56.many 57.then 58.them 59.these 60.so 61.some 62.her 63.would
64.make 65.like 66.him 67.into 68.time 69.has 70.look 71.two 72.more 73.write
74.go 75.see 76.number 77.no 78.way 79.could 80.people 81.my 82.than 83.first
84.water 85.been 86.call 87.who 88.oil 89.its 90.now 91.find 92.long 93.down
94.day 95.did 96.get 97.come 98.made 99.may 100.part
下のリストが会話で使われる単語のトップ１００です。
1.a/an 2.after 3.again 4.all 5.almost 6.also 7.always 8.and 9.because 10.before
11.big 12.but 13. (I) can 14.(I) come 15. either/ or 16.(I) find 17.first
18.for 19.friend 20.from 21.(I) go 22.good 23. goodbye 24.happy 25.(I) have
26.he 27.hello 28.here 29.how 30.I 31.()I am 32.if 33.in 34.(I) know 35.last
36.(I)like 37.little 38.(I) love 39.(I)make 40.many 41.one 42.more 43.most
44.much 45.my 46.new 47.no 48.not 49.now 50.of 51.often 52.on 53.one 54.only
55.or 56.other 57.our 58.out 59.over 60.people 61.place 62.please 63.same
64.(I) see 65.she 66.so 67.some 68.sometimes 69.still 70.such 71.(I) tell
72.thank you 73.that 74.the 75.their 76.them 77.there 78.there is 79.they
80.thing 81.(I) think 82.this 83.time 84.to 85.under 86.up 87.us 88.(I) use
89.very 90.we 91.what 92.when 93.where 94.which 95.who 96.why
97.with 98.yes 99.you 100.your
会話とライティングでは利用される単語／文法事項の傾向ががらりと変わります
順位が全く違う事に気が付かれましたか。
非常に面白いと思ったのですが、書き言葉、話し言葉ではその性質ゆえに
使う単語の出現頻度も変わってくるというのは面白いですよね。
まず、書き言葉では、冠詞や代名詞の比重が非常に高かったのに対して
会話では不定冠詞(a)は頻出するのに(1位)、theはそれほど使われない事(74位)。
ライティングでは、theは1位。aが4位だったのと対照的です。
代名詞も下位に位置しています。
どんどん流れていく会話では代名詞ですら
何を指し示すかが分かりにくいということかもしれません。
（もちろん100万単語中の100位なのでどの単語も利用頻度は非常に高い事をお忘れなく）
話し言葉では相手に伝えたい事を補足して伝えられる強みがあるのに対して、
書き言葉ではしっかりと何を指すかを明示しないと伝わりにくいというそもそもの
デメリットを補うように定冠詞、代名詞が多用されている様が分かります。
また、会話では、短くよりシンプルな表現でやりとりされるため、文章が
長くなりがちな関係代名詞は軒並みランクの下位に位置する事、
動作動詞などが多い事、位置関係や状態を表現するような
単語が多い事がわかりますよね。
あなたが気付いたことを教えて下さい
ただいえることは、関係代名詞（リストの太字）はいずれも会話でも
ライティングでもトップ100入りしていて（疑問詞としての使い方ももちろんありますが）、非常に
重要な位置を占めていることがわかります。
少し複雑な事を説明しようとする際に、関係代名詞は必須の
ものであることを裏付けているようです。しかも、会話では
関係代名詞は、今からこのことを詳しく説明するよ！というマーカー
としての役割を果たしていますし、言いたい事に強弱をつけるために必須なのですね。
あなたはこの頻出単語トップ１００の違いを見て何を発見したでしょうか？
発見した事があればぜひ私に教えて下さい。
来年の英語学習の参考になれば幸いです。
15年も英語と付き合わなくても済むように効率化しよう！
もし会話・ライティングどちらのリストでもトップ100入りしている
関係代名詞について実際にいつ「関係代名詞」を使うの？という事を理解できていない方は、
3冊セットのテキストですがこの年末年始という機会にぜひ一読ください。
日本の学校で教わったアプローチ
ではなく、ネイティブが学ぶ方法で説明していますので、
苦手意識がある方にもすんなり学んで頂けます。
来年には、日本人の方ほとんどがもう半分あきらめかけている前置詞を
マスターできる本がリリースになります。ぜひナビブックシリーズは今のうちに完全
読破をお願いします！
今年１年、本当にありがとうございました！よいお年を！
では、今年１年、フルーツフルイングリッシュで学習をしていただきまして
ありがとうございました。成功も失敗もあった１年でしたが、来年もまた
あなたの英語力を上達させるためにできることは何でもさせていただく所存です。
来年もどんどんパワーアップするフルーツフルイングリッシュに
ご期待ください。良い年をお迎えくださいね。
Ｐ．Ｓ．あなたは紅白派？それともガキの使い派、それとも今日も勉強派ですか？
では、また来年お会いしましょう。
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発行者：株式会社フルーツフルイングリッ・Vュ カスタマーサポートセンター
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