フルーツフルイングリッシュ 英作文サポート通信 vol.164 2014/05/18 発行 | ||
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日本語でも初対面の人とお話しする時、緊張することがあります。 特に会社のお局的な人や、重要な商談の相手や、 気難しい上司、会社のエース、あこがれの人などと 話す場合はなおさら萎縮することがあります。 絶対にミスができない・・・ 嫌われたらどうしよう・・・ 機嫌をそこねたらどうしよう・・・ 日本語の場合は単に「緊張」という言葉で済まされる これらのことも、英語では別の原因のせいにしてしまう ことがあります。 「英語力がないから・・・」 果たして本当にそうなのでしょうか? 実は英語とは関係ないところに原因があるのに、 自分の英語力のせいにしていることが少なくありません。 英語を使うには英語力も必要ですが、それよりも 自分の中の勢い、あるいは、度胸のようなものが 意外と重要になってきます。 日本人は押しなべて英語力があるのに、「自信」だけがない方が 多く、現地でも本来の自分が出せずに悩んでいる人や、 今一つ現地の生活に溶け込めない人も多いようです。 少しでも英語を使う抵抗をなくしてほしいと思います。 フルーツフルイングリッシュで英語を使っているあなたを含め 多くの人は既に十分、ネイティブと意思疎通ができるレベルにあると 思います。 特にライティングはもっとも習得が難しいスキルと言われていて、 ライティング学習で学んでいるあなたは 英会話で「通じればいい英語」をやっている人や、テスト勉強だけを している人よりはすでにある程度の英語運用力があるはずです。 以前から留学中の経験を聞かせてほしいというリクエスト もあったので「英語を使う」時の心構えの参考に参考になればと思い 少し私の経験を紹介させてください。 今回ご紹介するのは私がアメリカでの留学中に出会った 多くの悩める日本人留学生の話です。もう10年以上前の話です。 留学先と言ってもハワイなので「遊びに行ったのか?」と 友人たちには言われていました。ロケーションは最高ですが 私はそこで日本、アメリカ、アジアの経営スタイルの違いを 学ぶビジネススクールに通っていました。広くアメリカ、ヨーロッパ、 アジアから留学生を募っており、国際色豊かなスクールでした。 ステイ先はオアフ島の東部ハワイカイにあったので 学校が終わったらハナウマベイで魚に囲まれながら泳いだり、 バスで少し遠出してワイキキビーチで新聞とビールでまったりしたり、 ココヘッドに登って水平線に沈む夕日を観たり・・・ 週末にはノースショアに出かけて 山のような大波にもまれてみたり・・・ ある一線を越えれば最高の留学生活ですが、 日本から来たクラスメートの半分ほどは 後悔をしているようでした。 原因は「英語が上達しない」でした。 英語習得目的で来ている方も多く、 そのような方は海外に来ても意外にネイティブに 英語を指導してもらう機会がなく期待外れ というわけです。 実は私も感じましたが、 ハワイという土地柄もあったのか、日本語も 通じるお店も多く、ステイ先の家族とよほど 緊密な関係でも築かない限り、長期間いても意外なほど 英語を使う機会がありません。 スクール内ではビジネスを学ぶ目的意外にも、 国際社会で通じる英語を学ぶ目的の2つがあったので、 英語以外使用禁止なのですが、そのうち 日本人だけで集まって日本語で話をするグループが できてしまいました。 現地スクールの関係者に聞くと特に「日本人」は 毎回そうらしいのですが、ご多分に漏れず 私たちのタームの留学生は次第に3つの グループに分かれていました。 1つは日本人だけのグループで遊び中心(あきらめて遊びに転じたグループ)、 もう1つは日本人を中心としてほかの国の留学生とも交流するグループ、 そして最後が主にホストファミリーと行動を共にし、 アメリカ社会に積極的に溶け込んだ一匹オオカミ達の群れ。 せっかく数百万のお金を出してアメリカまできていても 日本と同じように日本人同士で群れている人がいます。 彼らは週末も日本人同士で群れて、日本語を話し、 ハワイの素晴らしい環境の中で楽しそうにはしていましたが、 本当のところはどうだったのでしょうか? 私はというともともとある集団に属し そのグループ特有の雰囲気に順応するのがどうも苦手なタイプなので 日本人といるより英語という完全に意思疎通の できない言葉に一線を守られてネイティブといる 距離感が快適でした。 日本語ほど明確にニュアンスが伝わらないので 却って何を言ってもいいかという安心感があったわけです。 またそういうストレートさを「良さ」として受け入れてくれる方が 多かったような気がします。 ************メルマガ後半(下部)に続く********* [今週のテスト]の下に記事の続きがあります ↓↓↓↓↓ | ||
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************ メルマガ前半から ************ これは後程明らかになりましたが、一見自分の意見を 強引に主張することを生まれながらに習得しているような アメリカ人でさえ、多くの方が私のストレートさや 積極性を羨ましい、自分もそうなりたいと打ち明けてくれました。 ※断っておきますが私は英語だからそうなっていただけで、 そういうキャラではないです 意外や意外、アメリカでもアメリカ的な価値観に順応している 方とそうではない大多数の方がいるのだな・・・と感じたことを 覚えています。 「今しかできないことをやる」を大切にしているので、 日本に変えれば日本人とはいつでも群れられるので、今 それを選ぶことはもったいないという考えもありました。 滞在中はホストファミリーに連れられていろんな パーティーに半強制的に連れ出されたのですが ハワイカイという場所はオアフ島の中でも比較的裕福な人たちが住む地域で 治安も非常に良く留学生を迎え入れている家庭が多くあります。 パーティー先にステイしている日本人にもいろんなタイプがいます。 溶け込んでいる人もいれば、庭の片隅でじっと座っているような子もいました。 「なんでここに来たのかな。後悔してるんだ・・・」そうやってさみしそうに 草をいじっていた子もいました。 日本と違い青い空、カラッとして気持ちいい風。 日本のように湿度が高くてじめっとして蒸し暑い夏と違い、 すべてが爽やかで、風もさらりと肌を抜け、まとわりつくことが ありません。 こんなに気持ちいい環境で、 必死に決断して日本を出てきた人たちそれぞれに 悩みがあるようでした。 所詮英語は私たちが使いこなせる日本語と同じレベルで 扱うのは困難です。だとしたら、それを逆手にとって 聴きたい事、言いたいことを思い切って聞いてみたら どうでしょうか? 私はその時サラリーマンだったので、社費留学で 自腹を1円も切っていないにも関わらずサラリーマンから 抜け出す道を一生懸命探していました。適当な 言い訳を付けて上司を説得しプロジェクトから外してもらい ハワイに来ましたが、辞める理由を探しに来ていたというほうが 当たっていたかもしれません・・・ だから、アメリカ人にもいろんな質問をしてみました。 「あなたの夢は?」 「こんな会社にいて満足なのか?」 「会社を辞めたいとか思ったことはないのか?」 「10年後はどうしてる?」 「なぜ前の会社を辞めたのか?」 「会社辞めたいんだけど、どう思う?」 英語だと聞きやすいのです。 日本でこんな話をすると「重いやつ」で終わりですよね。 言葉も慎重に慎重に選んでたりします。 でも英語では相手がどう思っているかは実際の日本人相手ほどは ころ分かりません。それがいいのです。むしろアメリカ人も同じ悩みを 抱えている人が多いことがわかってみんな逆に真剣に 自分の悩みを相談してくれさえしました。 そういう私も楽しいはずの留学の1ヵ月目頃に、とんでもない ところに来てしまったと後悔したクチです。理由はTOEICで高得点で 自信すらあった英語がまったくもって通用しないこと、 死ぬほど勉強が大変で寝る間もない事などですが・・・ でも飛び込んで見ると結局人間は基本は 同じでまったく違いがないことが分かります。 むしろ私にとっては英語という自分にとって それほど使いこなせない「ぼやっ」とした言葉を使うことで 人間どうしの難しい距離感を感じないことがある意味 救いになった気がします。 あなたも思い切って、英語だからできる 厚顔無恥な質問をしてみませんか? きっと真剣な悩みは向こうの方も耳を傾けてくれる ことでしょう。 今日言いたいことはこうです。 自信のない人は、準備が整うまでなかなか 思い切って行動しようと思いません。 でも準備が整うことはありません。 日常的に英語で生活するならまだしも、日本で、 しかも1日数時間の勉強では 英語を完璧にすることはほとんど不可能だからです。 だとすれば今日私が提案したように、不完全だからこそ 思いきれるコミュニケーションを楽しんでもいいのではないかと 思うわけです。 私は英語力に打ちひしがれましたが、それでも短いフレーズ から慣れていきました。それでも最後には、40人いる ベンチャー企業の全社員に毎日1人1時間〜2時間のマンツーマン インタビューをしてCEOにその会社のHR(人事)の問題点を報告する というプロジェクトを無事終えました。 逆にネイティブも私が日本人であり悩みなど普段アメリカ人 同士で言えないことを言いやすかったというのもあるでしょう。 こういう立ち位置も英語を完全につかえこなせない 私達だからこそできること。英語が完璧でないことには メリットすらあるわけです。 いずれ英語を使っていくうちにこの程度は通じるんだな・・・ ということが分ってきます。ぜひ完璧になるまで待たず 英語を使い始めてください。 あまりに怖がっている人が多すぎる気がします。 勉強はそこそこにして実践実践です。 フルーツフルイングリッシュは実践の場。ぜひネイティブから フィードバックをもらって「英語力」だけではなく「自信」も付けていってくださいね。 P.S.今ではもうこんなことも考えなくなりましたが ハワイから帰ってきたときは、日本で雲一つない快晴の日ですら ハワイでは曇りのような空の色で、なんだか今まで自分が 晴れだと思っていたのは曇りだったんだな・・・とそんな 事を思った記憶があります。 もっともっと青い空、久しぶりに行ってみようかな・・・ いろんなところに行くのはいいですね。 ぜひ英語力を去年より少しだけ上達させて 気負うことなく広い世界を歩いてみて下さいね。 P.S.お知らせ#1 日本人の苦手な3大文法テーマ「時制」を克服する Atsuko先生の「時制」攻略講座が6月に開講します。 一般販売は5/26(月)からを予定しています。定員50名。お楽しみに! 「冠詞」「時制」シリーズの特別講座は販売開始1−2日で完売に なることが多いのでぜひ販売開始日を注目下さい。 P.S.お知らせ#2 日本人の苦手な3大文法テーマ「冠詞」をマスターするテキストが 2年ぶりにリニューアルして販売開始となります。イラストも多数で 翻訳者憧れのヒノキ舞台である幾多の国際会議でも同時通訳者として 活躍されており、語学学校(大学)で講師としても活躍されており、 パートナーもネイティブというM.Kayo先生が執筆しています。 こちらも5月末販売開始です! お楽しみに! | ||
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お問い合わせ番号: -(MM-164) 発行者:株式会社フルーツフルイングリッシュ カスタマーサポートセンター E-MAIL customers@fruitfulenglish.com URL http://www.fruitfulenglish.com/ ※このサポート通信のバックナンバーはコチラから ※このサポート通信を受信したくない場合は、お客様専用の学習サイトにログインいただき、「お客様情報の変更」→「お客様情報変更」アイコンをクリック→「各種お知らせ受け取り」にチェックボックスを入れ、「受け取らない」をクリック、「変更を届ける」ボタンを押すと配信を中止できます。 |