“Unnatural wording”からナチュラルな英語へ!

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英作文の添削が返却されて“Unnatural wording”や”Word choice”が課題だと講師からよく指摘されるけれど、何が原因なんだろう?どう改善すればいいんだろう?ナチュラルな英語ってどうしたら身につくの?と疑問に思ったことはありませんか?

その疑問を解く鍵は”類義語をいかに使いこなせるか”にあります。

類義語は同義語ではないので、たとえ英和辞典で同じ訳語が充てられていたとしても、実は細かな意味やニュアンスの違いがあります。

例えば”contain”と”include”は”含む”と訳されますが、この2つは同義語ではありません。類義語の中で、その都度文脈に応じた適切な単語を選び取る能力が、ナチュラルで違和感のない英語を身につけるためには必須のスキルです。

日本語の単語と英語の単語では意味の守備範囲が違う

先ほど例に挙げた”contain”と”include”。

日本語の”含む”とイコールなのは
”contain”? それとも ”include”でしょうか?

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答えは:
含む = ”contain” + ”include”

もう少し分かりやすく書くとこのようになります。

含む > ”contain”

含む > ”include”

つまり、英語の”contain”と”include”よりも、日本語の”含む”の方がカバーしている意味の範囲が広いということです。

日本語の単語と英語の単語を比較すると、それぞれの単語がカバーしている意味の範囲に違いがあるため、日本語では”含む”を使う場面でも英語でそれを表そうとすると、”contain”か”include”かのどちらかを選ぶ必要が出てきます。

例えば ”contain”が適切な文脈で”include”を使ってしまうと、違和感のある英語=unnatural wordingにつながってしまいます。

類義語を使いこなすために必要なのは?

  1. 英英辞典で英単語の意味を英語のまま理解すること。
  2. 類義語同士の意味の違いを把握すること。
  3. 日本語の単語と英語の単語の意味の守備範囲を比較すること。

この講座では、英英辞典に載っている定義を見ていきながら、特にAとBに重点を置いて学んでいきます。

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テキストでは類義語同士を比較しながら学んでいきます。まず英英辞典でそれぞれの単語の意味を調べ、その意味の違いについて確認しながらそれぞれの単語の守備範囲を覚えていきます。類義語同士を比較することで、その単語が持つ意味とその意味の範囲をとらえやすくなりますよ。この講座で学べば、もうどちらの単語を使うのか迷うこともなくなります!

もちろん実践を意識して、テキストで学んだ類義語を使って英作文していただきます。課題はテキストで学んだ単語をつかって自由に英作文するタイプです。あなたが普段使いたい英語に講座で学んだことを応用してみてください!どの類義語を使うかの指定はいたしますが、課題文をあえて出さない理由は、あなた自身のこと・あなた自身が興味関心のあることについて自由に書いてもらう方が、指定された文を英訳するよりも記憶に残るのではないかと考えるためです。

*受講者様のお好きな文章量で自由に英作文をする課題のため、課題提出には別途チケットが必要です。

母語を身につけていく過程と、外国語を学んでいく過程は全く異なる

そもそもなぜ
違和感のある英語になってしまうのでしょうか?

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それは日本語が母語である私たちにとって、英語は外国語だからです。

英語に限らず、あらゆる外国語を学ぶ際に母語である日本語のルールを無意識のうちに当てはめ、日本語を介在させてしまう結果、日本語の影響を受けた英語を使ってしまいそれをネイティブが見聞きするとナチュラルでないと感じるのです。

先ほどの【B日本語の単語と英語の単語の意味の守備範囲を比較すること】にこの講座で触れるのも、日本語が母語である学習者がナチュラルな英語を身につけたいと思った時に避けては通れないからです。

母語である日本語が英語に影響を与えているということに気づくことがまずは第一歩。
今このページを読んでいらっしゃるあなたはその貴重な一歩をもう既に踏み出しています。

意味論って何? 開発担当者Marin先生からのメッセージ

Marin先生

Marin先生

言語学、特にSemantics(意味論)という言葉の意味やニュアンスを丁寧に見ていく分野のエッセンスをふんだんに取り入れた、今までになかった角度からナチュラルな英語にアプローチしていく講座です。Unnatural wording/Word choiceという課題から卒業し、類義語マスターになってナチュラルな英語を使いこなしましょう!類義語をマスターするということは、語彙の幅が広がり、細かいニュアンスを正確に伝えられるということ。ちゃんと誤解なく伝わっているのか不安になることがなくなり、自信を持って英語を使っていけるようになります。

私自身、大学時代に言語学の意味論という分野に出合い、なぜ自分の英語が日本語っぽいのか、なぜネイティブの英語とは違うのかという疑問の答えを見つけることができたことで、長年越えられなかった、ネイティブと対等にコミュニケーションができる最上級の英語レベル(CEFR C2レベル)に到達することができました。

以前の私と同じ疑問をお持ちの方、壁を乗り越えたいと考えていらっしゃる方にぴったりの講座です。

どんなふうに学ぶの?

では、実際にどのように講座が進んでいくのか、3ヶ月間の講座の流れをみていきましょう。

先ほど見たcontain/includeのような類義語同士をまとめたものを1グループとし、8グループ程度の類義語について書かれたテキストが毎月配布されます。

2週間で4グループ程度のペースで取り組んでいきます。

Week 1

配布されたテキストに沿って、テキストに掲載されている類義語をグループ別に学んでいきましょう。

Week 2

1週目、2週目で学んだ類義語を使った課題が配信されます。

2週間目もテキストに沿って学習し、その意味の違いや守備範囲を意識して自由に英作文したものを課題として提出してください。

*受講者様のお好きな文章量で自由に英作文をする課題のため、課題提出には別途チケットが必要です。

Week 3

テキストに沿って3週目の類義語を学びます。

Week 4

3週目、4週目で学んだ類義語を使った課題が配信されます。

4週間目もテキストに沿って学習し、その意味の違いや守備範囲を意識して自由に英作文したものを課題として提出してください。

*受講者様のお好きな文章量で自由に英作文をする課題のため、課題提出には別途チケットが必要です。

この流れを1ヶ月分とし、全部で3ヶ月分学んでいきます。

テキストで扱う類義語

テキストではビジュアル情報も交え、Semantics(意味論) の観点から類義語同士の違いや守備範囲をわかりやすく、詳しくお教えします。

Get up と wake up

「起きる」で頭に浮かぶのは、get up、wake upではないでしょうか?

それぞれの違いは簡単に言うと
wake upはget upよりも意味が限定的で、”眠りから目覚める”という意味の”起きる”
get upは”目覚めて布団(ベッド)から出る”というところまでを含んだ”起きる”
以上のような意味の違いをテキストではまず英英辞典で調べるところから始めます。

また、get upとwake upの意味の守備範囲はビジュアルで捉えるとわかりやすいです。

Wake upの意味と守備範囲
Wake upの意味と守備範囲
Get upの意味と守備範囲
Wake upの意味と守備範囲

get upは「布団から出る」という意味も含んで「目が覚める」、wake upは「布団から出る」という意味を含まない「目が覚める」なのです。この違いを知っていたら今よりも適切に「起きる」が使えるようになると思いませんか?

テキストで取り上げる類義語

テキストで取り上げる予定の類義語リストのごく一部です。

  • see/watch/look at
  • big/large
  • learn/study
  • include/contain
  • check/confirm
  • fare/fee
  • hard/harsh
  • situation/status
  • realise/notice
  • know/find out
  • proposal/offer/suggestion
  • precaution/prevention
  • explain/describe
  • reluctance/resistance
  • follow up/catch up
  • compensation/reward
  • twice/again

・・・などごく一部のみを掲載しています。

*実際のテキストでは内容が一部異なる場合がございます。

受講生に与えられる2つの特典

この講座の受講生には、学習が有意義なものになるため2つの特典を準備しました。

特典 01

質問し放題

添削結果について疑問がある場合は通常月額3,080円で提供している質問し放題オプションを講座期間中お付けします。(総額18,480円相当)
確実に一回一回疑問を解消しながら先に進むことができます。
※この講座で提出した課題に対してのみ有効です。
※いただいた質問は、講師が他の受講生の学習に役立つと判断した場合、終講レポート等に掲載させていただく場合がございます。

特典 02

担当講師と直接コンタクトがとれるチャットルームに特別ご招待

受講生と担当講師だけが参加できるチャットルームに特別にご招待いたします。そこで出た質問には担当講師が直接お答えします。すべてのやりとりは受講者全員でシェアされますので、いろんな方からの質疑応答を確認いただくことで、より学びが深まります。

※チャットに投稿された質問にはできるだけ早くお答えする予定ですがリアルタイム返信ではありませんのでご了承ください。
※この講座の学習目的から逸脱したご利用はご遠慮ください。

講座開発者プロフィール

PROFILE

Marin先生

Marin先生プロフィール

大学三回生になる春休みにカナダに短期留学に行くまで、海外どころか国内線の飛行機にも乗ったことがなかったというMarin先生ですが、その後英語の世界に羽ばたきました。カナダの他、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドでの留学経験や職務経験も持ち、現在はアイルランドに住んでいます。学校で学ぶの英語とネイティブの英語の違いを探求しつづけて10年。真摯に「言葉」「英語」に向き合う先生です。
座右の銘:When life gives you lemons, make lemonade.

出身
Japan
学歴
国内の国立大学人文学科卒
専攻は英語学(English Linguistics)/意味論(Semantics)
カナダとイギリスに留学経験
CEFR C2
職歴
個別指導塾 英語講師
英会話講師(フリー)
フリーランス日英翻訳者/通訳者
オーストラリアとニュージーランドでワーキングホリデー
アイルランドの現地企業で日本市場向けのインターネット広告を最適化する仕事に従事
趣味
動画を見ること
カフェに行くこと

先生から一言

皆さんはじめまして。講師のMarinです。私は通っていた幼稚園で英会話レッスンが週一であったので、英語との最初の出合いははやく、リスニングに関してはずっと得意でした。でも中高では学校の勉強だけで、大学に入った頃に自分の英語を録音したものを聞いてみた時、自分ではネイティブのように話していたつもりだったのに、実際はネイティブとは全く違うことに気づいてから「自分とネイティブの英語は何が違うんだろう」ということに興味が湧き、英語学、特に母国語が外国語にどのように干渉するのかについてや、言葉の意味やニュアンスを研究する意味論を専攻しました。
留学でカナダとイギリス、ワーキングホリデーでオーストラリアとニュージーランド、そして4年前にアイルランドに移住しているため、主要英語圏5ヶ国に在住経験があります。

サービス説明

商品名
ナチュラルに伝わる類義語つかいこなし講座
内容
  • マンツーマン添削指導<全6回>

    自由英作文課題。別途英作文チケットが必要です。

  • テキスト<全3冊>

    ※テキストはPDF版での配布です。

  • 質問し放題オプションを無料付与

    ※月額3,080円×3ヶ月分、9,240円相当額をプレゼント
    ※添削結果について疑問がある個所を無制限で質問できます。
    ※当講座の課題にのみ有効です。

  • 専用チャットルーム利用権(3ヶ月間)
  • ※受講者が添削講師と質問などをやりとりし全員とシェアできる専用のチャットをご利用頂けます。即時返信ではありませんが1-2営業日内にお返事します。

料金

今回募集価格
受講料金 38,500円

33,000円<税込>


<お支払い回数> 以下から選んでいただけます。

【一括払い】
受講料金 38,500円 x1回払い →  33,000円<税込> x1回払い
※お支払いタイミング:初回ご注文時のみ

※分割払いの場合、途中で参加されなくなった場合でもお支払いの停止はできません。


定員

募集枠:先着30名様

※定員になり次第締め切ります。

お申し込み期間

2023/04/25(火)まで

受講期間

2023/04/26(水)〜2023/08/10(木)まで

開講日 2023/04/26(水)

第1回 5/5(金)

第2回 5/19(金)

第3回 6/2(金)

第4回 6/16(金)

第5回 6/30(金)

第6回 7/14(金)


※教材はPDF(電子媒体)での配布です。すべてオンラインでご利用頂けますので、海外にお住まいの方でもお気軽にご参加ください。

※「質問し放題」特典での質問は講座開講期間中のみ受け付けます。

この講座や他の特別講座でも 「英英辞典」を使う事をよく勧められていると思うのですが、御社で推奨する 「英々辞典」にはどんな物がありますか?

Marin先生からの回答です。

おすすめの英英辞典に関してですが、定義説明の言い回しにどの辞典も個性があるので、私は一つではなくて複数の辞典で調べて見比べることが多いです。例えばOxfordとCambridgeの両方で調べて見比べて、語彙の理解を深めることがお勧めです。

インターネットで単語+definition(例えば contain definition)と検索すると、Oxford ・Cambridgeをはじめ、その他にも色々な出版社発行の英英辞典の検索結果が出てくるので、時間に余裕がある時に複数の辞典で見比べたい時や、出先で紙の辞典や電子辞書がない時にも意味が調べられて便利です。

Oxfordは英語学習者向け(ノンネイティブ)にOxford Advanced Learner's Dictionaryを出しているので、これから英英辞典を使っていこうという受講生の方には取っ掛かりとしていいかもしれないです。

英英辞典に慣れてきた頃に、複数の辞典で定義を見比べるというやり方をしていけるようになると、意味やニュアンスについての知識や理解がより一層深まると思います。

お支払い方法

以下のお支払い方法がご利用いただけます。

  • 銀行振込
  • コンビニ
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