受講生インタビュー

サミットを1年間受講されたNさんに、感想やどんな生活を送ったかなど、インタビューしました。

Nさん
Nさん
会計関連職。
仕事で英語資料の作成や海外の
法規制について文献の精読が必要。
出産後にブランクを感じてしまうようになり
意識的な障壁を取り除きたかった。
Yurie先生
Yurie先生
サミットコーチ。
兼松
兼松
今回のインタビュアー。

スピーキングの回路を構築し、より複雑な英文と
仲良くなれた一年間

兼松Yurie先生からN様への1年間の総評をお願いします。

Yurie はい。まずは、1年間の完走本当にお疲れさまでした。
Nさんの場合、最初の面談でお聞かせいただいたのは、お仕事柄英語を使う機会があるということだったのですが、なかでも、長い文章を読む機会が多く、文構造を理解するのに苦労するので、教えてほしいということでした。ただ、最初のテストの段階で、英検1級レベルの文章をなんなく読んでおられたので、基本的レベルがまず高かったです。そこから、どうやってあげていくかということでした。より深く聞いていくと、出産前は海外出張や、海外支店とのやりとりなど、既に英語を使ったお仕事を経験されていました。ただ、ブランクができ、意識的な障壁があるということでした。まずは、気持ちの面でのハードルを取り去って、自然なコミュニケーションが取れるようになりたいというお話でした。

お話を多角的に伺ったときに、長文の読み書きとスピーキングの障壁はつながっていると感じました。4技能というのは、それぞれリンクしているので、まずは、Nさんが英語を話している自分に慣れていけば、他の技能も回りだすだろうなと思い、そういう骨組みで1年間のカリキュラムを組ませていただきました。

具体的には、練習用英会話を軸にしながら、100構文をやりました。構文力をつけることを重視しました。もともと高い英語力をお持ちでしたが、構文が出てこない、つまり脳と口の回路がうまくつながっていない状態だったので、まずは話す経験値を増やしていく、そして、英語は、構文という骨組みをしっかりすることが重要な言語なので、FEの100構文のテキストをコアにすえて、カリキュラムを組んでいきました。

その基盤づくりとして、ステージ1では、音読と発音を重視して指導しました。音読するということは、英語を話す筋肉を鍛える効果があるだけではなく、自分の口から出た言葉が耳に入ってくるので、正しく行うとスピーキングだけではなく、リスニングの向上にもつながります。「正しい発音で正しく発音する」方法を何よりも最初に習得していただいて、どんなときもフレーズを口に出して、口になじませながら、話す筋肉を鍛えていく。サミットが終わってもこの音読のプロセスを使って、ご自身のスピーキング力を鍛えていけるように、発音と音読にこだわりました。

1年を通して、音読はずっとやって頂いていたのですが、音読と練習英会話のサイクルを繰り返していくことによって、自然な気持ちで英語を話す。今は、パーフェクションを目指すのではなく、とにかく口をついて自分の言いたいことを言ってみる、緊張せずに自然な気持ちでトークするということが出来るようになってきたと思います。

仕事と学習の両立を支える “トータルカスタマイズ” に惹かれ、受講を決意

兼松まずNさんにお伺いしたいのですが、お仕事のためにサミット受講を決められたということでしたが、可能であればお仕事の内容を少しお伺いできますか?

N会計関連です。法規制の対応としてお客様の支援をしていたのですが、法規制対応となると日本だけではなく、海外にも広がり、英語での支援が必要になるので、英語の資料を作成したり、海外の法規制についての文献を読んだりという業務が増えつつあったのが、サミット受講のきっかけとなりました。

兼松サミットは、FEの中でも高額な講座だと思うのですが、受講への迷いはありませんでしたか?

Nあ、それは、全然迷わなかったですね。一言で言えば、必要性を感じたからです。英会話などに通ってうまくなる方もいらっしゃると思うのですが、私の場合は、伴走してくださる方がいないと無理だと思いました。マンツーマン指導というのはあっても、その授業の中だけで、こちらの生活リズムなどを踏まえてトータルでカスタマイズしてくれる講座は、今までなかったと思います。FEの英作文を利用していたので、サミットの案内をみて、これは!と思いました。高額の価値があると思って、受講を決めました。

兼松ありがとうございます。事前にお伺いしたアンケートにて、英語の文章を読むのが早くなったとお答え頂いていましたが、サミット受講してどれぐらいから感じられましたか?

Nステージ1では、発音中心でしたが、徐々に読解の学習となり、基礎文法の復習や、読解のチェックのためのサマリーをやっていく過程で、自分の中でもやもやしていたものが、クリアになっていくにつれて、明確な論拠をもって読めるようになり、早くなっていたと思います。

日常業務で出会う英語の「?」を、個別質問でサクッと解決

N 先生に組んでいただいたサミットカリキュラム以外でも、メールで細かい質問に応えていただけたことが、私にとっては貴重でした。メインは、テキストに沿って練習しているのですが、それ以外に、仕事の中で誰に聞いたらいいのかわからない細かい疑問、カンマの位置が違うだけで意味が違うことなど、ちょこっと伺いたいということを先生に聞けたことが、蓄積となって自信を持てるようになっていったと思います。

Yurie補足させていただくと、英語脳などのテキストをやっていくのと並行して、実際のお仕事で使っている資料を一緒に読み込んだり、メールやプレゼン資料の作り方など、実際の具体的な文章を使って、アドバイスや原理法則の説明をしたので、即効性はあったと思います。すぐに業務に役立つという気持ちになっていただけたと思います。

N そうですね。テキストを使っての復習や確認ももちろん必要だったのですが、一方で実務ですぐに知りたいことを知れました。時間が経ってしまうと質問するタイミングもなくなってしまうので。意外とそういうものが、いつまでもわからずに疑問のまま残ることなく、解消できたことはすごく助かりました。

兼松文章を作成するときなどに、あれ?これってあってる?と思う瞬間がなくなっていったということですね。

Nそうですね。こんな些細な質問していいのかなということも、Yurie先生は、「いい質問ですね」と言ってくださって、本当は高度な質問をしたいのですが、ホントどうでもいいようなチマチマした質問がいっぱいだったと思うのですが(笑)Yurie先生はそこを見下さずに、細かく丁寧に説明してくださいました。それが、質問しやすい環境となりました。こんなこと聞いたら恥ずかしいなと思ったら質問できなくなってしまうのですが、そこを「そういう疑問、持つよね」と自信を持たせてくれたことは、有難かったです。

「褒めてもらえる」から、いっそう頑張れる

兼松サミット受講者の方にインタビューしているとよくお伺いするのですが、大人になってからなかなか褒められることがないから、先生に褒めてもらうことで、もっと頑張ろうと思えると。

Nそうですね、それはありますね。褒めてもらうこともないですし、小さい質問も受け止めてもらえるということは、小さい子供だけではなく、大人にも大事だと思いましたね。
学ぶという立場では、子供も大人もないなと思いました。

Yurie小さな達成感を積み重ねていくことが、大きなステップアップにつながっていくと思うんです。その小さな達成感というのは、絶対に楽しい方がいいじゃないですか。それは、大人であっても、子供であっても一緒で、純粋に学ぶ楽しさを感じながら学んでいくのが一番だと思っています。「あ、そういうことなんだ!」「あ、わかった!うれしいな」っていう気持ちがあるからこそ、明日も頑張ろうという、それがあるから1年間という長い期間完走できるんじゃないかなと感じています。これは、英語学習に限らず、どんな学習であっても、すごく大切なことですね。

子育て×仕事×英語学習の両立を、“伴走者” コーチがサポート

兼松子育てとお仕事の両立でお忙しい中、どうやって1年間の学習を続けてこられたのでしょうか?

Nそうなんですよね。いかに子供を追いやるか(笑)というか、早く寝かせるといっても、9時以降じゃないと自分の時間は取れなかったです。お休みの日も、まだ親の送り迎えが必要な時もあったりするので、自分の時間を確保するということが大変でした。平日に仕事でやらなければいけないことも結構あって、仕事を優先しなければいけないので、休みの日にたくさんやるとか、睡眠時間を削って朝起きてやるとかですね。日々の積み重ねということも大事なので、ご飯を作っているときや、歯を磨いているときといったこまめな隙間時間に、これはYurie先生もご自分の実例を教えてくださったので、先生を真似て隙間時間を使ってやるようにしていました。でも、そういうことが出来たのも、Yurie先生に報告しようという気持ちがプラスになったことは確かで、今はサミットが終了して、誰に報告するでもなく、誰かに褒めてもらえるわけでもなくとなると、やっぱりなかなか続けるの難しいなと思っています。報告する先生という存在がいらっしゃったことで頑張れていましたね。

Yurieそう、Nさんからのメールには、毎回熱い気持ちが伝わってくるんですよね。「今日はこんなことしました!」とメールを受け取ると、私も嬉しくって、一日の疲れがふっとんじゃうぐらいでしたよ。1週間に1回のスカイプの時間もそうでしたが、Nさんには、「細い糸でいいから、継続の糸を途切れさせないこと」を繰り返しお伝えしていました。ですので、Nさんから「今日は一文しか書けませんでした」や「英会話だけやりました」といった報告も、どれだけお忙しい中でその「しか」や「だけ」をやりきったかというバックグラウンドもわかるので、Nさんの熱量が伝わってきました。

Nやりたい気持ちはあるのですが、いろいろなことをやらなきゃいけないので、自分のエネルギーを振り絞ってやってましたね。

Yurie私にできることは、Nさんからの1文のメッセージに込められた背景のいろいろなモノを受け止めて、一緒に喜ぶこと。そして、そんな中で出来ることを、その都度、形を変えながらフレキシブルにご提案していくことですね。これは、やっぱりサミットじゃないと出来ないことですね。そのアドバンテージを最大限に活用しながら、その週ごとに勉強量の波を作りながら1年間一緒にやっていったという感じですね。

継続学習を成功に導くマインドとは?

Yurie また、サミット全体を通して、Nさんはマインドが大変素晴らしかったと思っています。この点は、心から尊敬しています。
社会人の学習というのは、続けるのが難しいです。時間が限られているので、取捨選択が重要になります。モチベーションをいかに維持していくかが最大の課題です。Nさんは、タフでポジティブなマインドをお持ちで、メールでのやりとりのなかで、「これだけしかできませんでした。先生ごめんなさい」と書いてくださるのですが、そこで落ち込んでやる気を失ってしまうわけではなく、次の週末に「これだけ追いつきました!」と後から挽回してくるというタフさをもっておられました。それが、ステップアップに大きく貢献するスキルだったと感じています。

サミットが1年間終わって、今はご自身で学習を続けておられると思います。英語スキルの鍛錬はサミットが終われば終了というものではなく、ライフワークとして生涯続きます。大切なのは、どんなに忙しくても、「細い糸でもいいからその糸を切らずに」毎日学習を続けること。たとえ「できない日」が続いてしまっても、自分を責めず、決してリングを降りずに立ち上がり続けること。Nさんはそれができるresilientなマインドをお持ちなので、きっとご自身の目標に向かって邁進し続けられると確信しています。レジリエンス、お仕事と両立しながら英語学習を頑張っておられるすべての方にとって必携のスキルです!

サミット受講を通して得られたこと

兼松最後の質問となりますが、サミットで得られたことはなんでしょうか?また、サミット受講で、一番良かったことはなんでしょうか?

Nもともと、このサミットを始めるときから、英語力をアップするということはゴールにはありましたが、英語の勉強のやり方や、継続の仕方とかが、英語の教育のプロの方とお話しさせていただくことで、自信をもって、こういうやり方をしていけばいいんだということがわかりました。プランニングしてくださったので、自分が一人で勉強することになったときも、それを参考に、継続していく術を学べたらいいなと思っていたので、その目的も達成できました。
他にもいろいろあるんですけど、ブランクがあったということもあって、英語を書くこと、話すことに自信をもってやれるようになったことは、私にとっては大きかったです。

また、発音について、今まで相手がなんとかわかってくれるだろうという甘い気持ちがあったのですが、先生に教えて頂いて衝撃だったので、今は話すときに、教えて頂いたことを思い出すように意識が変わりました。これは、今後ずっと、コミュニケーションするときには必要なことなので、このことも大きなことですね。

Yurie 一年間で出来ることって、やはり限られてしまいますので、Nさんがおっしゃっていたように、サミットの後も英語を楽しんで、英語とどうやって良い関係を築いていけるかをお伝えできていたのなら、嬉しいです。私がプレゼントしたかったことが、ちゃんとNさんに伝わっていたことに、感動しています。ありがとうございます。

N そうですね。そういう意味では、値段が高いということは思わなかったですし、得られるものが多かったです。サミットやってよかったなと思っています。 仕事も英語を使う仕事が増えてきましたので、学習することを生かしていきたいと思います。

Yurie Nさんは本当にお忙しい中、勉強されていて尊敬していました。社会人の勉強は、特に英語は、座学で完結するものではなく、歌やダンスと同じように、口を動かす、耳で聞き経験値を増やしていくことに尽きるので、今後も、お皿洗っているときにつぶやいてみるとか、髪を乾かしながらフレーズを言ってみるとか、常にリスニングで好きなPodcastを聞いているとか、英語を勉強の対象としてではなく、自分を楽しませるもの、エンターテインするための手段として英語を取り込んでいく、娯楽として楽しみながら英語をのばしていってほしいです。そういうことも、私のサミットでお伝えしたことのひとつです。

N そうですね。どうしたら限られた時間の中で、継続できるかを考慮してカリキュラムを組んでくださっていたので。なかなか具体的にすべきことが分からない方が多いと思うのですが、カリキュラムをオーダーメイドしてくださったことはすごく良くて、是非いろんな方に受講していただけたらいいなと思います。ちょっと宣伝してみたりして(笑)

兼松ありがとうございます(笑)

Yurie サミットはもちろん、発音の方ももうちょっとやってみたいなと思われたら、発音講座も来春に開講予定ですので、是非受講してください(笑)

N やることになったら、応募する気満々です!

兼松本日は沢山のお話しをお聞かせいただき、ありがとうございました。

いかがでしたか?
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